岩手県盛岡市に新たなに家の輪郭を見せてくれた昨日の一日フレーミング。
明るいうちに無事フレーミングを終了できたのは日が長くなったお陰です。
木製サッシのような高断熱な青い窓
昨日のフレーミングした家は、青い窓の家。そして、内外2色組み合わせての窓色は実に20年ぶりでしたので、今日はその紹介を。
外側が青い窓枠
当社で人気のフォールディングドアを観てください。
白い保護テープを貼ってあるので青い色が部分的にしか見えずわかり難いですけど、青いサッシ枠だということは確認できると思います。
内外が異色のカラーサッシ
外側が青で室内側は樹脂サッシのベース色である白、というのはこれまでもありました。ですが今回フレーミングした家では内側を木目のオークにとのご要望を実現することになったのです。
動画で観ていただいた方がわかりやすいかと。
こだわり抜いた家の窓色
トリプルガラスの🇩🇪樹脂サッシ
今回は外側がブリリアントブルー、室内側がゴールデンオークの2色の組合せ。一部内外共ブルーも。 pic.twitter.com/PhqsTKktOK— oyakata (@ooyakata11) March 11, 2025
フォールディングドアの内側はこんな感じ。
ゴールデンオークという木目柄で、塗装仕上げされた木製サッシのようにしか見えません。
もう少し引いて観た別のテラスドアを。
この方が雰囲気は掴みやすいかもしれません。

外側も内側も格子付きの青い窓
内外の窓色を別な色で選べるのですから、同色にすることは何の問題もありません。

トリプルガラスの断熱性能を損なうことのない内外から挟みこむ方式の格子も。このタイプの格子は日本にもありそうなものなのに・・なぜかない!のが現状です。
この格子、実は将来外したいと思えば外せるし、横格子の位置を上下に移動させることも可能なスグレモノなのです。
魅せられたヨーロッパの窓
ドイツでもフランスでもそうなのですが、朝がた街を散策すると窓デザインの豊かさに目を奪わてばかりです。フランスのある田舎町では、一度の散歩で家やオフィスに、たくさんの色合いの窓が使われているのを観て、「こんな窓が可能なのか・・どの色合いもギトギトしていないというか自然に溶け込み馴染んで見えるのはなぜだろう?」と思ったものです。
その後、コペンハーゲンで窓も外壁も使われる色はアースカラーが基本だということを知り納得したのですけど。
アルミクラッド木製サッシ
昔アメリカからサッシを輸入していた頃は、外側がアルミで内側が木製という複合サッシがメインでした。外側は白、内側の木部は白木のまま納品されるので現場でお好みの色合いに塗装します。木目を残しながらナチュラルな仕上げや濃茶系で塗装仕上げしたり、お好みによっては白系で木目を出したり全くペイントで塗りつぶしにしたりと、自由な仕上げにできるのが当時の魅力ではなかったかと。
性能も窓色も自由に選ぶのが当たり前のヨーロッパ
ヨーロッパの窓が断熱性能の優れ、その上こんなに自由なデザインや窓色を叶えられるのに、なぜ日本ではその選択肢が与えられないのか、疑問に思うようになります。日本にないなら、少なくともより高い断熱性能くらいは日本でも選べるようにしたいよね、ということで輸入し始めたのが木製サッシです。
ヨーロッパの樹脂窓に見えた可能性
ドイツではドレーキップ窓が主流だけれど、それだけなら木製サッシでも充分断熱性能を担保できるし、耐久性となればアルミクラッドタイプだってある。ところがこのアルミクラッドとなれば、木製であれ樹脂であれかなりの高額。
この価格差は日本の特に岩手では受け入れられないだろうと思えたです。そんな時に樹脂サッシを輸入し始めてわかったことが木製では難しいコンビネーション窓の自由度が高くシステム部材が豊富なので品質精度も高い。となれば、樹脂サッシを極めることが窓の選択肢を拡げる最短なのでは?と考えるようになり今に至っています。
ヨーロッパ現地に比べれば・・
まるっきし小さな選択肢でしかないかもしれませんが。
コメントを残す