先ずは今朝の視界から。
青空に浮かぶ岩手山とウォーターフロントの家
私がよく水鏡狙いで早朝に足を運んでいる岩手県滝沢市鬼越池での光景。

まるで、青空の中に浮かんでいるような感覚に陥ってしまいます。
「上の如く下も然り」を自然界に置き換えたらこういう景色になるのかもしれません。
この時で朝5時半、心地いい涼しさとこの景色に、まさか今日が猛暑日になるなんて想像もしていませんでしたけど、今日は前日から予定していたアルミレジャーマットの効果検証をしてみました。
相性の良いドレーキップ窓の日射遮蔽にアルミレジャーマット
これはGWイベントの際、施主さんから教えて貰えた情報で、それこそドレーキップ窓ならではの日射遮蔽アイデアだと思えたので、それならぜひ夏に検証せねば!てことで今日になったという次第です。

今日午前、当社住宅展示場2階西側窓にアルミレジャーマットをセットした時の写真。
一番左青い部分がそれです。そのすぐ右隣りが何もしない窓ガラス。右方向にある窓は日除けスクリーンのある窓があるので、この3タイプで比較できたらわかりやすいのではと考えました。
そして、この高窓にはめて残ったものも何か検証できたらいいか、てことで置いてみたのが住宅展示場1階の南面にあるフォールディングドアです。

なんか中途半端だなあ、
と思いながらも、これが逆に後で幸運だったことに気付くのですから不思議なものです。
トリプルガラスドレーキップ窓の網戸の利点
住宅の高気密高断熱化が進むなかで、岩手の住宅では縦滑り出し窓が主流を占めるようになっています。この縦滑り出し窓の網戸は室内側に取り付けられているため、窓を開けるも閉めるも都度網戸を開けなければなりません。この際、問題になるのが窓を閉める時です。
網戸は虫の侵入を防ぐのが目的です。特に夜間に窓を閉めようとすると、網戸にたくさんの虫がくっ付いていたりします。この状況でも窓を閉めたければ網戸を開けた上で窓を閉めなければならないのです。これは虫がきらいな方にとっては苦痛以外の何者でもない筈です。
ところがドレーキップ窓は、内側に開く、内側に倒すの2方向の開きができる窓です。建具が内側に動作するので網戸はサッシ外側に取り付けられています。
日射遮蔽に安価なアルミレジャーマット
写真の右側2連窓外に取り付けされている日除けスクリーンでも数万円/窓するでしょうか。日除けスクリーン系のものの問題点は風に弱い点が挙げられます。ところがアルミレジャーマットならホームセンターなら1×2m前後で1千円台前半のお値段です。しかも、網戸とサッシの間に置かれるレジャーマットなら風にも強いはずです。
アルミレジャーマットは本来、敷いて座るもので日射を反射するので座面が熱くならない利点で使われるもので、日射遮蔽を目的としたものではありません。ですが、アルミが貼ってあり熱を跳ね返す遮熱効果があるのですから窓の日射遮蔽に使われたとしても不思議はありません。
猛暑日の岩手県滝沢市住宅展示場断熱層内温度湿度は?
今日12時。

天気予報の今日の最高気温は33℃の筈が・・朝から暑い!これでほんとうに33℃止まりなのだろうか?てことでチェックすると10時過ぎには33℃超え、そして12時にチェックすると36℃超えしてるではないですか!
おい、おい、これはのんびりしてられない。
てことで、サーモカメラを手に、状況確認をしました。
ドレーキップ窓に安価で手軽に扱いやすいアルミレジャーマットの効果は
住宅展示場2階西側窓に据えたアルミレジャーマットの効果?
陽射しの当たらない猛暑外気温影響のみでの効果
この時はまだ12時なので西窓に陽射しはかかっていません。


左側アルミレジャーマットを外側に据えた窓のガラスが青く、一見温度が低く効果が歴然かのように勘違いしそうになりますが、これはガラス面が室内の温度を反射しているものなので無視して観てください。
ここで観るのは樹脂サッシ枠です。
日射遮蔽効果はまだ発揮できない段階でも、若干の効果はあるようです。
網戸にもあった日射遮蔽効果
2階ドレーキップ窓のアルミレジャーマットをチェックした後その流れで1階フォールディングドアをチェックです。

フォールディングドアの前に椅子が二つ並べてあります。これはここに座って肌感覚で体感比較するためではありません。等高・等距離で比較するためにこの椅子の座面にそれぞれ温度計を置いているだけです。この温度の話はまた別の機会にということにして話を進めます、
床面に陽射しが当たっているのが見えます。窓ガラス面を観てもらえばわかると思いますが、網戸のあるガラス越しと網戸のないガラス越しの陽射しになります。この写真だとわかり難いのですが、サーモカメラで観るとよくわかるのが温度差です。

網戸越しかそうでないか、たったこれだけで4.5℃の温度差ってすごくないですか?
これは南面の窓だから陽射しの入射角が影響しているでしょうけど、暑さが一番辛い時間帯でこれだけの効果、そして、
手軽で、安価な遮熱効果のあるアルミレジャーマットの効果がプラスされるとしたら・・・
コスパ最強ということになるかもしれません。
この後、雲が広がり始め陽射しはなくなったため、今日の検証はここまでとなります。
この続きはまた後日にでも。
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