逆転のルールづくりも。

最近耐震偽装問題に端を発し、建築法令の改正が行なわれようとしている。
手続きやら書類はまた煩雑になりそう。。
監督官庁という通り監督する側からは至極当然のこと。

しかし、こんな言い方をしたら怒られるかもしれないが
要はご法度が増え、それに伴ない関所も増えるってこと。
規制緩和だとか騒いだのはついこないだのことなのに。
規制緩和の恩恵をどれだけ感じることができたでしょうか。

個人情報保護法も然りで地域の名簿もつくれない始末。
医療では心の問題まで書式化するとかなんとか・・・
世の中ご法度が増えるたびに住みづらくなるような気がする。

緊急措置として一旦ご法度はつくるよ。
でもその後善者に不便なもの、不合理なものは一般からの
意見を聴きながら随時改善しまっせ。
と、こんな風に言ってくれたらうれしいんですけどね。

法令集をながめると、定め(ルール)の項目が難しい言葉で並んでいる。
そして、それらやってはいけない項目の後に、

 「但し、次の各項に該当する場合は特例として第○項の規制を適用しない」

とかなんとか。だからやっていい可能性はいつもこの但し書きにある。
いつも思う。このやってもいい部分から始まる法令集がないものか、って。
でも相当意識してかからなければ難しいことでしょう。

やってはいけないルールは作りやすいけど、
やっていいルールなんて創りにくいですから。

それでもやはりやってはいけないことばかりが前面に出ると
仕事も暮らしもつまらない。同じ内容のことだとしてもね。

子どもだって、
「この公園の中だったら好きに遊んでいいよ。」から始まるのと
「この公園の外に出てはいけません。」から始まるならどっちが楽しいか。
(もちろん私は前者ですよ。おとなになりきれてませんから^^;)

これまでとは逆にこれからの時代って、やっていいことを
もっとどんどん見つける時代にしたほうがいい、って気がする。

ルールだから、できない!

より、

これならできる!

の方が楽しい。

家づくりだっておんなじ。
できないことばかり、並べ立てられたら・・・
もう誰だって楽しもうなんて気になれませんから(笑)

できる技術があって・・・
可能性を拡げられる。

うちもそんな住宅屋でありたいんもんです^^

  追:ここしばらく元気のなかった建設業界に久々の朗報が。
    夢のコンクリート開発ラッシュ!?    
    
    できるんですね、やれば日本だって。
    いいぞ、ニッポン! すごいぞ、ニッポン! ガンバレ、ニッポン!
    ってな気分です^^

3 件のコメント

  • 法隆寺の建築に使われていた釘が木の節を回り込むような柔らかさでできていて,木材を傷めなかったから何千年も壊れなかったというのと同じように,昔の人々の知恵というのはものすごいものがあります。なぜその技術が現代に伝わっていなかったのかという疑問も残りますが。
    鉄筋が使われないとなるとコスト面でもいいような。どうなんでしょう?
    時間的には間違いなく早くなりますね。

  • hiroさんのおっしゃるとおりです。
    昔の人の知恵とはかけ離れたところで
    科学は発達してしまったんでしょうか..;
    工期は断然早く自由度もますでしょうね。
    で、値段は・・・と言えば、きっと当面高いでしょうね^^;

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