空白の５分

今日の夕刻前、某高速パーキングエリア。
小腹を埋めようとぺっこ遅いランチに食堂コーナーへ。
自販機にて食券購入、天そば４００円也。
半端な時間なのか食堂内に客はなし。

カウンター越しに受け取ったそばにパッパッパッと一味を三振り。
それから席につき、あとはズズズゥっとそばをかっ込む。
その時、背後から「○○セット一丁入りましたあ！」との声が響き、
次の客が来たらしいことを知らせていた。

私といえば、まだ冷めぬ残りつゆを汗掻きながらすすり終え、
トレーごと返却口に戻す。最後に一杯の水を一飲みして食事終了。
所要時間５分もかからず、そして大きく一息。
この瞬間、自販機から６００円のおつりを貰ってないことに気付く。

あ、おつり、おつり・・・とつぶやきながら自販機に駆け寄るが、
既にそこにつり銭はなく・・？

「あっ！」と思い出し視線を店内に戻すと、
テーブルに座ったおじさんが一人。

あああ・・・、

ここにあったでしょ、、、、

と心の中で叫びながら視線を投げるも時既に遅し。

おじさんは「目を合わさんぞ！」とばかりに、
窓のはるか彼方の一点を見つめ微動だにせず、
オレは知らんぞオーラが漂う。

やられた。。。

今さら「ここのつり銭取ったでしょ」なんて言えない。
すべて呆けてた私が悪いのだ。

自販機に１０００円札入れた時って、
おつりが６００円だと追加注文待ちですぐにつり銭は出てくれないのだ。

ああ、情けなや、

つり銭あろうがなかろうが、
つり銭レバー一度は押すクセ付けるべよ！

と今日も戒めてはみたものの・・・
これまでの学習未だ身につかず。

こんなんでいいのだろうか。。

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