雨・・

今朝7時、仮設住宅の現場。

仮設住宅1

昨日からの雨で長靴でもきびしい深さの水たまりに、足場をかけるスタッフ。
私も一戸一戸の進捗状況をチェックして歩いた時、
ずっぽりはまり長靴に水が!?
どうやら、水道を掘ったところにはまってしまったらしい・・

膝まであるカッパを着てたのに、
それをきっかけに濡れが浸み上がり、パンツまですっかり濡れ;;
でもこの時期だから、会社に着く頃には乾いてたけどね。

担当者からその他報告を受けたり、到着した大工さんたちと、
疲れの具合や宿のめしの話など雑談したり。
そうこうしていると、続々と作業員たちが到着してきた。

仮設住宅2

この後、7時50分朝礼。
今日の作業員の点呼と作業予定の確認を終え、
最後に、今日で応援を終えてあがる岐阜の大工さんたちの報告。
そして大工さんから一言あいさつをいただいて

今日も一日安全に、よろしくお願いします!!

のあいさつで、それぞれの持ち場へ。

今日であがる大工さんたちもまた、
岐阜に現場を工事中の施主さんを抱え待たせている。
ほんとうにありがとう!
小森さん、長屋さん、岡田さん、武藤さん、そして横山社長、
このご恩は一生忘れませんから。
これをご縁に一生繋がっていたい。
落ち着いたら、近いうち改めて会いに行かせてもらいます。

お疲れさまでした。
ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました。

昨夜からの強い雨。
今朝、家の玄関を出て車までの数メートル、全身が肌にしみるほど濡れた。
先ずはコンビニで缶コーヒーを買い一気に呑みほし仮設の現場へ向かう。

途中の、増水し茶色く染まった閉伊川。
その濁流の勢いから、昨夜の想像以上だったろう雨量が推測できた。
閉伊川で育ったからわかるが、年に1、2度あるかないかの水量だ。

そして今日、大工さんの応援を頂いている秋田のI社長に電話した。
この時初めて秋田の水害の話を知った。
なんせ今朝は、ニュースなど見れなかったので。
そんなにすごい状況とも知らず、想像もできてないバカな自分。

それほどの雨だったからか、
移動車中からの視界は、何かいつもと違う風景に見える。
雨って、時に眠りかけた記憶に水を注ぐ妙な力がある。

被災し荒涼とした街の中に、傘をさして立つ5、6人の人影。
映える白いYシャツに黒のパンツ。バスを待つ高校生たちらしい。
この高校生たちだけならどこにでもある普通の光景だ。

だけど、その普通の高校生たちと尋常じゃない背景とのギャップ。
このギャップに頭が混乱し重くなった。そしてそれを埋められない。
これが天気も晴れ、もし街が乾いていたなら、
ギャップは小さかったかもしれない。
けど、今日の街は雨に濡れていた。

その埋められない光景を、今日一日ずっと引きずっているような気がする。

でもだ。
しっかりバス停に立ち学校へ向かうあの彼らに、負けてはいられない。
あの少年たちも、涙を何度雨で洗い流したかしれない。
それを考えたら、雨で目の前がくしゃくしゃになったとしても
そのたびに何度でも雨を袖で拭いさるしかない。

放っておいたらじきに乾くだろうけど、
濡れを拭えばもっと早く明日に辿りつけるはず。

あの少年たちを、ずっとずっと見守ってあげられる、
応援し続けられる、私たちおとなでありたい。

岩手で家の新築・建替えのハウスメーカーなら。

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