天然石カウンター

天然石カウンターのぺっこ痛い思い出を。

大理石カウンター

化粧カウンターは天然の大理石。
写真では分かりにくいが、途中で継いでいます。
それでも世界に同じとない石模様は一点もの。


本物の石のカウンター見ると思い出す。
天然石のカウンターを輸入するようになったのは10年程前。
何回か採用し、素適なカウンターに仕上り、
人工の大理石にはない深みがあるのでできるだけ安価に使えるようにしようよ、
と言う流れに向いていた。

そんな時だ。
注文した2m程の石のカウンターが・・・

 壊れてましたあ!

との報告。
輸入していると、こういうダメージの話はよくあることなので、
クレート(梱包)をがっちりとしてくれるようにお願いして、至急再発注。
一か月後、やっと届いたカウンターが入った木枠の梱包を丁寧にほごし、
恐る恐る開いてみると・・・

  あああ、今回もダメだ~!!

さあ、どうするべ?
両面に合板当てて再度注文するべえ、次がラストだ!
と意を決して挑んだ3度目だったのですが、やはり届いたカウンターは割れていた。

同じもの輸入して3回ともダメージなんて初めでしたからね、
さすがにこの時は、私でも凹みました。。
2回連続でも凹みますけどね(笑

2回連続はサッシだったかな。
海上コンテナで届いた一つの窓のフレームが壊れていた。
それも大きなサイズのフォールディングドア。
これを急ぎで再発注、飛行機便で送ってくれるように依頼するが、
それでも製造期間含め1ヵ月はかかる。

やっと飛行機便で到着してくれたというに、またしても窓に大きなダメージが;;
どうやら積み下ろしのフォークリフトの爪の痕。
再度、飛行機便で注文して祈るように届いた窓はやっとこさ問題なし。
この時はほんとほっとしました^^;;

そんな痛みを経験したお陰で、天然石カウンターを輸入する場合の
現在の基準サイズが出来上がったというわけ。
サッシの輸入リスクもかなり減らせるステージにも入ったし、
痛い経験って乗り越えるためにあるんだよなあと今だから思えますね。

こういう問題を乗り越える時って、

天然石の化粧カウンターの前に立つ施主さんの姿、
吹雪の中でも、温かい家で窓辺に立つ子どもたちの様子、
暮らしの中で気付く一つひとつの違いを実感してくれている場面、

等を思い描いてみる。

 もしこれができなくなったとしたら・・・

すると、

 こ~んなことで凹んでらんねえべぇ!

と不思議なくらい力が湧いてくる。
想像力、妄想力ってエネルギー源ですよね。
もっともっと想像力磨かないと^^;

せっかくなので最後に、
南欧スペインのショールームで見た化粧カウンターを。

南欧の化粧カウンター1
南欧の化粧カウンター2
南欧の化粧カウンター3
南欧の化粧カウンター4

変なおっさんが鏡に映り込んでますが無視してください。

化粧カウンターって、
ホテルを利用していてもだけど、広いカウンターだったり、
天然石だったりするとやはり気分が良いし、ホテルのランクも上だったりします。

家の中でだって、化粧カウンターって毎日使うものですからね、
毎月600円、一日使用量20円で、ワンランク上質の時間を何十年と味わえ,
それで朝夕の元気が湧いてくるなら。
そう考えると高くはないかもしれません。

私なら、一食抜けばいいかと考えてしまいますけどね(笑

 

 

岩手の注文住宅なら。

 

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