今日はSDカードに残っていた写真から、しっくい仕上げについてぺっこ。

こちらの家は当社の施工例。
しっくい仕上げの表情ってやはり好きですね。
どんな仕上げをしても手作業の仕上げにはゆらぎがある。
機械で加工されたものはどこまでも同じ仕上がりなので想像ができてしまうし、
それこそ想像する必要も感じないのかもしれない。
ところが、
ほんの小さな面積でも手作業なら表情がみんな違うわけで、
ここはこうだけど、この裏側はどんな表情をしているんだろう?って、
回り込んで見たくなるのは・・・ 私だけ?かな(笑
そう、普通はそんなこと感えませんよね^^;
でもそれが人間の脳波に落ち着きをもたらすのかもしれません。
先日、南欧スペインを出張した際のランチタイムでも、
いろんな表情を見つけたくて、ちょっくら散策してみました。

なぐり書きみたいですが、陽射しによる陰影に惹かれパチリ。
これだったら、手間はかからないべ!とは思うも、
こういう線ものって、感覚だよなあ、
そうセンスっていうのか、慣れっていうかは必要だよな。
私なんかがやったら・・・
消しゴムで消すように、何度塗りなおすことになることか(笑
しっくいとレンガの取り合いの粗野な感じも、これまた一つのゆらぎかと。

表面を平滑にする技術はそれはそれですごいことだけど、
ラフに味わいを出すのはある程度の技術にセンスは問われそうです。
スペイン人なら遊びの感覚かもね^^
家って、技術に裏打ちされた遊びごころがあるって大事なんだと思う。
家には顔がある。
どんな表情にするかは設計製図の線だけではない。
パーツや素材の表情一つひとつにかかっている。
佇まいって、そこに人の暮らしを添えた集合体ですから。
だから料理と同じで、
どんなひと手間をかけたら、どんな味わいになるか、
が気にかかるわけ。

ひと手間の技術。
いろんな表情に出会ってみたいものです。
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