今日も整理中に発見した当社施工例のお宝アルバムの中から、
階段系の写真を紹介しようかと。
生写真をスキャンしただけなので幾分ボケてますがご容赦ください^^;
最初の写真はスパイラル階段です。
この階段は、踏板を支える帯状の幅広の桁と手すりの幅狭の局面のループが魅力かと。
こちらの階段は、施主さんの大好きなネコが階段を下りてくるシーンへの憧れから、
提案させて頂いた階段です。
床もオークなので階段材もオークに。
輸入している他の建材と一緒に輸入するつもりだったのですが・・・
この階段の形状から輸入コンテナに他の荷は入らず・・
コンテナにはこの階段のみが送られて来たのには笑うしかなかった記憶が^^;
お次はカーブ階段を。

さすがにこちらの階段は、現場施工用の材料を輸入し現場にてカーブを作りました。
アメリカで作り方は学んではいたものの、
初めてだったので、このカーブ手すりには結構な日数を要したような、、、
手すりの一番下の部分がくるりと丸く曲線を描いています。
私たちはでんでんむしと呼んでいましたが、
それこそ手を滑らせて下りてくると折り返すときでも手が最後まで滑り切るのが
とってもストレスなく気持ちいい手すりではないかと。
吹抜けをきれいに見せる階段のスタイルも。
こちらのお家でも手すりレールに曲げ部分があるのに気づいたかと思います。
一般に太い親柱の頭が手すりより出ているタイプがありますが、
手を滑らせてくるとその部分で手を離さなければならないので落ち着きが悪い。
そこでかなり手間がかかるのですが、こういう階段スタイルとなったわけです。
手すりでも壁でも局面や曲線をつくるのって数倍は手間はかかる。
だけど、それがまたおもしろさであるのかもしれませんが^^

こちらの階段にもでんでんむしが(笑
曲線の下がり壁の奥方向が玄関です。
階段を足早に下りて玄関に向かうシーンをイメージして頂くと、
でんでんむしの良さが感じ取れるかもしれません。
空気と同じように、
何気なく毎日手に触れるものだからこそ、ほんの少しこだわってみる。
そんな階段があってもいいよね。
久しぶりに訪問したら、いつの間にか引っ越しされてましたね。
とても読みやすくなったと思います。3枚目の写真の階段は、僕のDIY師匠の一人であるアメリカ人のセルフビルド自宅の階段にとても似ていて、親近感があります。
あっちの家は、気候や空調の関係もあるでしょうが、空間の活かし方が素敵ですよね。
KENKENさん、引っ越し先にお立ち寄り頂きありがとうございます!
KENKENさんのガレージを自分で作ってしまうのもすごいですが、
階段をセルフビルドしてしまうアメリカ人の師匠もすごすぎますねえ。
アメリカは一般の人が変えるパーツが揃っているというのも魅力ですものね。