住宅ができるウィルス対策って・・

今日は日々の課題や妄想などあれこれ。

一月以降、新型コロナウィルスを耳に目にしない日はないという毎日。
濃厚接触って・・・どんなんだ?
住宅に同居する家族だったら濃厚接触なんだあ、そうだよねやはり。

テレビで見たのだけど、
外出から帰宅した家族が玄関先で除菌スプレーを交互にかけ合っているシーンが流れた。
そこまでするのかあ、今の除菌スプレーなら大丈夫なのかなあ?
と思いながら眺めてしまった。

というのも、
個人的には以前シックハウス関連の殺虫・殺菌剤のリスクについて、
学ばせてもらっていたこともあり、
除菌=殺菌だべということであまり良いイメージはない。

けど、目に見えないけれど目の前のリスクを考えたら・・・
しょうがないことかもしれないなあと考えてみたり、、

インフルエンザにしてもそうですが、ウィルスは冬が大好きなようだから、
ウィルスに感染してもしてなくても、外出先から持ち込む可能性はある。
そこで大切な家族を守るために住宅でできることを私なりに整理しておこうと、
昨日何気に計測中のお宅の湿度をチェックしてみました。


こちらの住宅で、加湿器1台をかけた時の湿度は50%まで上昇、
加湿されない時間帯は42%前後を推移しているので、
加湿器2台なら湿度は58%くらいになりそうです。

この時の室温は概ね22℃を推移。

これがもし、
暖房時に無加湿で湿度20%なら加湿器5~6台は必要になりそう。

「ウェザーニュース」というサイトに、
”インフルエンザウィルスの寿命は湿度で決まる”という記事があり、

インフルエンザウィルスの6時間後の生存率について、
温度湿度の比較で載っています。<サイトはこちら>

温度21〜24℃、湿度20%の6時間後生存率は60%
          ⇓
同じ温度    湿度50%にした時の生存率は3〜5%に
          ⇓
温度7〜8℃  湿度50%にした時の35〜42%
          ⇓
温度32℃に  湿度50%にすると、6時間後のウイルス生存率は0%!に。

とのこと。

このことから湿度と言いつつ、
湿度を上げるために室温を下げたとしてもウィルスには効果はなく、
一般に使われる相対湿度だけを目安にしてはいけないということになります。
ウィルスには絶対湿度がポイントになりそうです。

仮に、絶対湿度がポイントだとして、
室温32℃、湿度50%の時の絶対湿度は16g/㎥だけど、
この温度湿度を狙うのは岩手の冬に現実的ではないかもしれない、
と思い、

室温24℃、湿度50%の場合で絶対湿度10g/㎥の状態で生存率3~5%なので
室温24℃のままで60%に上げると絶対湿度13g/㎥で1.3倍、

うちのスペックにはこのくらいが普段の暮らしでは
無理がないかもしれないなあと思ったのですが・・・
ウィルスにこれが正解かは私ではわかりません。

いずれ住宅屋としては、
湿度調節がより容易な住宅を目指したいですよね。

この場合、注意しないといけないのが、結露。
24℃湿度60%は、岩手の冬にペアガラスなら明らかに結露するし、
構造によっては壁の中の結露のリスクも考えられるのです。

当社で採用しているドイツ製のUf0.78にトリプルガラスUg0.5の窓でも、
カーテンを閉め切っていた朝方はガラス下端にうっすらと結露するだろうけど、
その結露が住宅自体に支障をきたさないための、
ここが限界ラインではないかとの想定です。

それと床暖房だけで過ごしている住宅と、
エアコンを利用している住宅とでは湿度が違う傾向にあるのも気になるし、
10年以上疑問だった同じスペックで湿度60%を保てる住宅と、
そうでない住宅があるのも気になるわけで・・・
まだまだ私レベルではわからないことが多すぎます。

暮らし方が違うと言えば、それまでだけど、
機械的なものに頼らず、頼るとしても最小に、
湿度が保てる能力を住宅に持たせた上で湿度を調節できる、
これが理想の住宅ではないかと。

最近ヒントが落ちて来て理想が妄想になりかけてきたのはいいけど、
まだ仮説は仮説、先ずは検証して確信にしないといけません。

そんなことで今日は、
あれやこれや検証グッズを探索しまくっていました。

測定器1問合せ。
ペアガラスには有効だが、トリプルガラスには無効。
可能なものもあるが数百万!?て・・
これは現時点で一号の許可を得るのは難しい。。

測定器2探索&問合せ。
各メーカーAC電源がない。
確かに・・・需要がないんだろうなあ。。

測定器3
これは良さげなものが見つかった。
価格も予想より安価でラッキー、20年前の1/10だった。

測定器4
多機能なものはやはりお高い。
欲しいのはデータであり機器ではない、単機能分離でいぐべぇ。。

各測定器でどのポイントを計測したら判断しやすいか、
どこで機能調節を図るのが効果的なのか、とは考えてはみるが
おバカな人間が綿密に考え始めたら先へ進めなくなる。

なので、

まずはやってみるべ! えい、やあ!

しかない。

さぁてぇと、


住宅展示場を眺めながら、

妄想をカタチするために、旅も悪くはないかも?と思い立つ。

デュッセルドルフ、北京、ニューデリー、ミラノ、イスタンブール、ドバイ・・・

など候補はあるが、今は北京はないべなあ、、

スペイン漆喰の抗ウィルス効果検証結果は以下で。

抗ウィルス効果を検証

 

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