陽射しと戯れる壁仕上げ

これからの時期、私にとっては朝の陽射しが楽しみな季節です。
個人的には、心地いいのは4月まででしょうか。
それ以降になると、日の出も早くなりカーテン開ける頃には陽射しも暑くなりますからね。

朝起きてレースのカーテンまで全部開け切ると、日の出とともに差し込む陽射しは何とも言えず心地いいのです。しばらくすると、知らぬ間にレースのカーテンは引かれているんだけど、、これは家人との好みの違いからなのでしょうがありません、私にはこれ以降の権限はございませんので。

炎のゆらぎ、水のゆらぎ、陽のゆらぎを目の前にすると、
時間が止まったかのようにゆっくり流れる感じが好きなのかなって思います。

先日、完成間近な住宅でもほんの少しの時間、時間が止まりました。


漆喰の外壁を、陽射しが微かにかすめていたのです。

陽射しが壁をかすめるってタイミングは、お天気さえ良ければ毎日あり気なものですが、意外とそうでもないのです。365日日々太陽の高度は少しずつずれていきますし、陽射しの強さも違ってしまいます。

和かな陽射しがさり気なく漆喰の肌をかすめるのって、
もしかしたら、この時期この限られた短い時間だけなのかもしれないなあ・・・

そう思って眺めると、偶然とは言え奇跡です。

20年後も30年後も、もしこの瞬間に出会えたなら・・・

などと、ひとり勝手にわびさびに浸ってしまいましたね(笑

今日は今日とて、現場では住宅の一日フレーミングが。
「住宅の一日フレーミング」 = 「家の上棟」になります。

朝、6時45分。
もしかしたら、誰か居るかな?と思い現場に寄ってみましたが、現場には静けさのみ。

床養生のシートには、たっぷりの水。
昨日の雨、今朝の車のフロントガラスで凍ってましたからね。

こりゃあ、朝一番の作業は水の掃き出しからだべなあ。

想像しながら、次の現場へ。

そして再びフレーミング現場に足を運んだのが午後3時半。

終了まであともう少しのところで、順調でした。
私は現場に居れたのはほんの10分ほどでしたが、無事終了との連絡。

みんな、今日もおつかれさまでした!

こちらの住宅も東方向が開けているので、来年の今頃はご家族で朝陽を堪能してくれたら嬉しいです。

そして寒い中、朝から見守って下さった施主さんには心から感謝です。

ありがとうございました!

 

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