高断熱住宅には陽射しも暖房の一つ

今日の家づくり教室、テーマは”暖房のツボ”。

冒頭、

暖房によって、何を暖めますか?

てな問いからスタートしました。

というのも、ほとんどの方が暖房で暖かいとか、暖房しても寒いとか感じていながら、


実はその暖房の熱がどこに使われているかなんて、意外と知ることもないと思うのでこの写真などをお見せして話を進めさせていただきました。

暖房で住宅内が暖まらないのではなく、暖めているのは天井近くだったり天井裏を暖めているわけで、
暖房しても温熱画像のような状態では、暖房に+ホットカーペットを敷いてみたり。
それでも満足できないので炬燵を置いて床生活になってしまったりするわけです。
ワークマンのカタログじゃないけれど、
天井暖め、床を暖め、終いには炬燵を着る、幾重にも暖を採る暖房の重ね着なんて状況ではないかと。

それを解決する最初の一歩が高断熱住宅にすることなわけだけど、
暖房以外に住宅内を暖めるのは、生活することで発生する熱に+日射熱がある。

住宅を高断熱化したら、
次に太陽熱をどれだけ窓から採り入れるかを考えるのが最初の暖房ではないかと。
その点をここで補足させてください^^;

昨年の2月9日早朝7時半の実験棟温度。


ここで前日の温度推移でお天気が良ければ実験棟の温度は0℃から20℃上昇とお伝えしたのですが、プチ訂正させていただきます。


お天気が良く外気温が多少上がったりすれば25℃位までは上昇します、ということに。

大した違いはないですけどね(笑

これはあくまでおもちゃ的断熱実験棟でのこと。
空間に対する南面窓面積割合や住宅内の蓄熱容量によって違いますので。。

太陽の恩恵である陽射しの熱を室内の壁等に蓄えさせることで、室温上昇を抑えながらむしろ室温より室内の壁を太陽熱で暖める位の気持ちで。

これが日射利用の理想ではないかと。

理想と言いつつね、
私たちにも現在できること、できていること、まだできないこと、それぞれあります。
それでも、日々一歩ずつでも理想に近づけたら・・・いいのですけどね、、
これがなかなか(笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です