岩手の高断熱住宅には大きい陽射しの影響

岩手の高断熱住宅には、生活発生熱より日射取得の方が重要?

日照もない日が続いた今週のような天気だと室温は下がる。
この時期は外気温の影響より日射量の影響の方がずっと大きいかもしれません。

というのも、岩手の高断熱住宅で野菜をつくれるかプロジェクト(笑)で、ウィンターガーデンの温度チェックしているわけです。(これはあくまで個人的興味)

例えば、11月6日24時間の温度推移を観てみると。

岩手の高断熱住宅11月6日

岩手の高断熱住宅11月6日

11月6日の
平均外気温は、8℃位。
2階平均室温は、22℃位。
ウィンターガーデンは場所が北東なので陽射しが入る朝6時過ぎから9時まで3℃以上上昇。
15℃以上最高18℃台なので、野菜生育に温度的には何の問題もない、まあこんなもんでしょ。
ここまではよかったのですが。。

ずっと雨続きの今週になると・・

岩手の高断熱住宅11月11日

岩手の高断熱住宅11月11日

平均外気温は、10℃前後で高いのにです。
室温は24時間で1℃ほど下降し、ウィンターガーデンに至っては2℃程下がり、野菜の適温下限の15℃になってしまっています。
レタスほか、発芽と生育の適温は15℃~20℃らしいのですが、
最近はそれほど冷え込む日もなく、大丈夫だろうと油断してしてしまいましたね(笑

外気温より、日射量の影響力の方がまったく大きそうです。

そして今日夕方までの24時間の温度推移。

岩手の高断熱住宅11月13日

岩手の高断熱住宅11月13日

外気温平均 8℃位。
室温は概ね20℃ジャストで変化なし。
ウィンターガーデンは・・・ 15℃以下を推移って。。

レタス先日発芽したばかりなのに。
野菜作った経験ないのでよくわからないけど、このままだと発芽にブレーキがかかるかもしれません。

でもこうしてデータを取るとよくわかるものです。
ウィンターガーデンの温度って、

 日射がないと、外気温と室温とのほぼ中間の温度。

 日射があると、やや室温寄りの温度に。

この時期なら室温20℃あれば体感温度的に問題なし。
けれど、これが真冬になれば別で、室温的には22℃程で同じ体感温度のようです。

 体感温度 11月20℃ = 1月22℃ 

ということになります。

この体感温度差は、外気温の影響を受けやすい窓やヒートブリッジとなる部位などの温度が下がり、体感温度に与える輻射平均温度が下がるために生じるわけです。

ちなみに、まだ暖房運転はしていません。
熱交換換気システムでもありませんので、このまま日射がないと・・・
遂には室温を上げることもできず、暖房期間に突入!ということになるかもしれません。

来週の天気予報は・・・

よっしゃ、お日様マークが続く! うれしいわあ(笑

暖房運転しない状態で生まれる住宅内外の自然温度差は、
「生活熱」+「日射取得熱」によってできる。

「生活熱」は家族人数や変化、家族の在宅時間によって左右されるけど、お日様はいつだって、何年経っても日射量を平等に与えてくれるのだから、利用しないのはお日様に申し訳ない。

さあ、来週はカーテンをできるだけ開ける。住宅室内全体で受け止め蓄熱させる。
そして住宅室内の熱のほんの一部をウィンターガーデンにお裾分け。
するようにでもしてみますかね^^

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