ヒートブリッジ対策された窓のコールドドラフト速度ほか

今日は時間をみて先週末見学会場だった窓のコールドドラフト流速をチェック。

高断熱窓のコールドドラフト速度を測定

窓周囲のヒートブリッジ対策された住宅とそうでない住宅との違いを把握できるかどうかを確認するためです。

窓取り付け部流速 (1)
コールドドラフト・・ゼロという瞬間であって、測定していると表示速度は微妙に変化します。

窓取り付け部流速 (2)
例えば、プルプルと手元の測定器がぶれても数値は動くし、自分の息や動きでも変化してしまうので、息を止めて固定しているつもり、でも動く(笑
概ねの測定値は0.01~0.03かと。
この時の住宅内外の温度差は15℃。この温度差がどの程度の影響しているかはまだわかりません。

岩手の高断熱な住宅展示場のコールドドラフト速度は

ちなみに先日住宅展示場にて窓の取り付け部のコールドドラフト速度と比較してみると・・・

窓枠取り付け部:住宅展示場
温度差の違いはあるにしても明らかに違うような気がするのは気のせいでしょうか。
住宅展示場測定時より温度差のある時に時間をみてもう一度確認してみないと、、

先日の住宅展示場の測定時の投稿は以下に。

 高断熱住宅:窓のコールドドラフト速度って。

なぜ、コールドドラフトの速度で遊んでいるのかというと、1年前の窓周囲のヒートブリッジ測定時のこと。

前日夕方から翌朝までのデータを取るのですが、正常な状態だと、

窓の取付部ヒートブリッジ断熱計測 (1)
短時間に測定データは大きく変化することはないし、変化しても緩やかに変化します。

それが、

窓の取付部ヒートブリッジ断熱計測 (2)
短時間なのにデータの中で熱流量が大きく振れる場面があり、これが原因で当初は測定値が安定しなかったのです。何度も環境を変えたりしているうちに、対流が原因ではないかと思うようになり、対流を起こさないような環境で測定するようにしてみたら性能値は安定するようになりました。

そっか、対流のいたずらだったんだ。

?? 

ということは、対流は熱損失量を増やすわけ?

と疑問に感じたことから対流への関心がふつふつと湧いてしまったわけです(笑

じゃあ、対流を測ることでヒートブリッジ性能の良い悪い位はわかるんでねえの?
てことでコールドドラフト速度を測ってみたまでなんですけどね。

ヒートブリッジの性能値を測定するのには時間はかかるけど、
もしコールドドラフトの風速が性能の目安にできたら判断は速い!

趣味が高じて・・・なんてこともあるかもしれませんので。遊んでみます(笑

住宅内の電位チェック

流速チェックついでに、電位チェックも。

住宅の電位計測
住宅内の壁床の電位を測ると、+0.02で良好な環境です。
その昔、空気の電位をイオンカウンターで測ってたけど、マイナスイオンが優位だと屋内表面は+。プラスイオンが優位だと屋内表面は-になる傾向がわかってくると、もう空気は測定せず表面だけを測り判断するようになってしまいました、ただのせっこきですね。

 壁+ ⇒ 空気- ⇒ 皮膚表面+ ⇒ 体内-

との想定です。
でも着衣の素材などの影響も受けますので、住宅屋のできることはこれくらいまでかと。

カラダには食も大事、水も大事。

空気はいつだって吸い込んでもいるし肌に触れていますから。

住宅内にいるときだけだけど、
温熱も含め、空気の質にも目を向けてみるのもいいかもしれません。

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