無垢床20年後?のメンテナンス

探し物をしていて目に入ったものを今日は紹介しようと思います。

10年程前にチェコに行った際、頂ものの雑誌の中でおもしろいと思ったものをいくつかコピーしていたのですが、今日はその中の一つ、ヨーロッパにおける無垢床のメンテナンス方法を。

それが無垢床の普段のメンテナンスではなく、

 20年30年後の無垢床のメンテナンスって、こういう風にするんだあ、

てな方法で、

さすが、100年200年永く住み続けるためのヨーロッパのノウハウだよなあ、

と当時感心したものです。

この写真での床材はパインぽいですが、古くなった床材の表面を削ったところが左下側で、そこに新しく塗装した床面が写真右側ですね。

左一番上の写真を見てください。

古くなった無垢の床材の表面を削った時の状況がよくわかります。古くなって傷んだ床表面だけを削る機械があるんですよ。どうやら斜めに削っていくのがポイントのようですね。

右側は無垢床表面を削ったあとの表面を磨くサンディング用の機械。
日本でもよく見かけるビルメンテナンスで床の大理石とかを磨くのと同じ方式ですね。

傷みが激しい床材は取り替える。あとは塗装すれば・・・

 ほら新品と変わらず、こんなにきれいでしょ。

と、言いたい感じでしょうか。

このメーカーは健康塗料がメインのメーカーさんで、今では日本に代理店もありますので安心です。
子育てが終わって・・・というか、子どもたちが巣立って出て行ったあと、新築後20年後くらいがメンテナンス時期としては丁度よいのかもしれません。

1mm削って塗って、1ミリ削って塗ってを繰り返し新品並みに無垢床を20年ごとに蘇らせるとしたら・・・
無垢床は100年使えるってことになります。

まだそこまでの経験ないけど、100年くらいは行けるかもしれません。

もし100年行けたとしても、私が生きているうちに経験することはなさそうですが。(笑

2 件のコメント

  • いとも簡単に綺麗になるものなんですね。昔の家の、黒光している幅の広い床板も、なかなかいい感じでしたが、今は囲炉裏もないし、煤や煙で燻すこともままならないですから、やっぱり綺麗に削って使う方が気持ちいいですね。人生100年で、あと2回はチャンスありそうですよ。

    • 何十年と磨き込んだ黒光りした床、私も好きですねえ。
      今のように乾拭きとかモップ掛けだとああはならないのかもしれませんけど。
      それから場合によってですけど、削り粉も使い得てあるんですよ。

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