住宅展示場の計測用温度計の電池が切れたのでその交換をしながら・・・
電気料金値上げ分を室温設定で埋めるとしたら
燃料調整費・再エネ賦課金等の上昇から電気料金が値上がりしているということだけど、冬の暖房費の場合でその値上がり分を室温設定下げることで補おうとしたら・・・
いったい、室温をどれだけ下げなきゃならないんだべ?
と、ふと思ったので簡単に弾いてみました。
電気料金値上げしない状況での暖房時の室温20℃を基本に。
電気料金値上げ幅が 20%、40%、100%上昇した場合で。
次世代基準レベルとQ値1.0相当レベルに、
当社スタンダード”PX”シリーズそして当社最高レベル”無暖房”シリーズの4タイプでの比較で、あくまで岩手県盛岡エリアの場合での室温設定になります。
電気料金 | 0%UP | 20%UP | 40%UP | 100%UP |
次世代 | 20℃ | 18℃ | 16.6℃ | 13.8℃ |
Q=1 | 20℃ | 18℃ | 16.6℃ | 13.8℃ |
PX | 20℃ | 19℃ | 18.2℃ | 16.8℃ |
無暖房 | 20℃ | 19.5℃ | 19℃ | 18.2℃ |
ここで特徴的なのが、
Q値1.0と次世代基準レベルでは、電気料金が2倍になった分を室温設定で補うとすると室温設定は変わらないということ。電気料金200%UP300UPと計算していけば、室温設定に差は出てくると思いますがそこまでは必要ないかと。
但し、
ここで気をつけてほしいことが、%という割合でのことなので、次世代とQ=1では暖房費は2倍近く差があるのにどのUP率でも同じになるということです。
電気料金が2倍になったとしても、
PXシリーズなら16.8℃まで室温を下げれば、電気料金の値上がり分と相殺される。とすればちょっと厚着すればやり過ごせるレベルかもしれません。
無暖房シリーズなら18.2℃に室温下げれば電気料金の値上がり分と相殺される。この室温レベルは私の場合でぎりぎり我慢できる室温になるかな。
実際は室温設定はもう少し低めになるはずです。
なぜならこれはあくまでお国の定めたシュミレーションから簡単に弾いてみただけなので、日本の室内発生熱4.6w/㎡は高すぎると思われるからです。省エネ家電やLED照明も一般化している現在では室内で放熱される熱量も小さくなっているはずなので。
断熱性能が同じでも、暖房費は住宅の形状や窓の大きさや数によってもそれぞれで違うし、家族構成や住まい方によっても違ってしまうもので一概に言えるものではなく、あくまで目安のためのシュミレーション上の遊びです(笑
シュミレーションはシュミレーション。
ではあるけれど、リアルも調べたいよねってことで、
観ているのが住宅展示場の壁体内各部位などの温湿度です。
これが今日の午後7時前の外壁各部位の温湿度。
末永く冷暖房費を抑え続ける住宅を目指して、
断熱性能にによる壁体内温度分布もだけど、耐久性に影響を与えると思われる湿度。
冬なら壁体内結露に対する壁体内温湿度を、
夏なら屋外湿度の断熱層への影響を中心に観ているかな^^;
先ずは枝葉の前に、根っこや幹での冷暖房費対策!
を考えたいものですね。
部屋、玄関、トイレまで、浴室以外は全て温度計つけて、毎日観察?していました。同じ温度計ではないので、多少の誤差はあると思いますが、傾向は掴めたような気がします。
冬の隙間風断熱対策に、二重窓の間に挟んだ緩衝材プチプチは、いま、外の熱遮るのに一役かっています。
さすがです!
温度計の誤差は同じものでもありますので問題ではないと思いますよ。
にしても・・・経験ないのですが、プチプチって意外と使えるものなのですね。
プチプチ、あるのと無いのとでは、2℃位違うような。。もちろん、家屋の断熱性能によって変わると思いますが、そのままで採光できるので、昼夜取外し不要。夏は、さすがに暑くなると思って外すつもりでいましたが、プチプチ外した掃き出し窓からの熱気の方がすごくて、プチプチそのままにしている窓は、室内側のガラスが、それほど熱くないのです。とりあえずこの窓はfixだと思って?しばらく様子みます。
後は、昼間カーテン閉めて遮熱ですね。
ぷちぷちの効果情報ありがとうございます。
冬夏ともにスグレモノだということがよくわかりました。
井上さんのアイデア、私たちでも何か使えそうな気のするのですが・・・
あとで考えてみますね。