ヨーロッパのサッシ工場にて。

ヨーロッパのサッシ工場を視察させてもらったのは、これまで6カ所ほどになるかと。

サッシに外側ブラインドとかロールシャッター付けするタイプをおさらいの意味で探してみると、懐かしいものばかり。そこで今日は初めて訪問したヨーロッパのサッシ工場でみかけたものを少しだけ紹介しようかと。


赤い背面は玄関ドアです。
そこに玄関ドアに使われている断熱サンプルを当ててもらって写真を撮ったもの。
こうするとわかりやすいので^^


断熱厚さ 78mmなんてメモしてますが、間違ってます・・;
どう見ても68mmでしょ!(笑

こうして一応はチェックするものの、玄関ドアを輸入したことは一度もないです。
断熱性能は魅力なんですけどね、、

玄関ドアを輸入しなかった理由は、
玄関の開きが内開きで日本では馴染みにくいのではと考えたこと。
玄関ドアって新築戸建て住宅に一つしか使われないのに・・・自社分としては在庫負担が大きすぎること。
この2点に尽きます。

そして工場内を案内してもらっていると・・・妙な窓が!?

高断熱2重建具サッシ
何、この箱状のサッシは!?

と目に入りました。

これは?と聞くと、

高断熱2重建具サッシ2
このように開けてくれました。

2重建具です。
ヘルシンキで新築住宅でもよく見かけるタイプに似ていますが、開閉はヘルシンキの方が機構的に優れてそうです。

内側の建具がシングルガラス、外側がトリプルガラスですが、ボックス状に最初から一体で作っていることに驚かされました。

こういうサッシはよくあるもなのか?と訊ねると、

これは窓交換用の注文なのだとか。

私の予想では、きっと交換のために外す窓も2重建具になっているのではないか。外す2重建具の厚さ寸法に合わせ一体につくることで交換時の工数を簡素化できるし、内外の窓枠周辺の補修も最小限にできるからではないかと。まあ、実際のところはわかりませんけど^^;

でもさすがですよね。
交換することが当たり前、交換する窓の状況に応じてサッシをオーダーで製作するのも当たり前。なわけですから。
ヨーロッパではサッシに寸法規格がないというのも頷けてしまいます。

そしてサッシ外側のブラインド。

窓外側付きのブラインド
これが今日の探し物の一つ。
上部幕板部分がサッシ枠下部にそろう感じかあ。

外側のブラインドでもスクリーンでも、ドレーキップ窓のように室内側に開けるから成り立つわけで・・

この時、もう少し詳しく観ておけば良かったべ、としばし反省。

ただ見ているだけでは、観察になってない。

見ると観察では大違いなんだ!

なんてなこと、誰かに言われているような、、それと同じだよね^^;

4 件のコメント

  • 窓の外側で、遮光と遮熱(断熱?)できれば、室内側は、昼も夜も軽いレースのカーテンのまま、もしくはカーテン無しでも大丈夫ですよね。好きなカーテンの柄によって、昼と夜の部屋の雰囲気が変わり、それがまた楽しみでもあると思いますが。
    プリーツスクリーンで、ハニカム構造の素材とかだったら、少しは断熱効果期待できるでしょうか。夏の日差しは遮光で緩和できましたが、冬の寒さ和らげるもの欲しいです。

    • ハニカムスクリーンはサッシの性能が高くなるほど、効果は小さくなってしまいますね。
      以前、遮熱スクリーンとハニカムの断熱スクリーンを比べたら、遮熱スクリーンの方がハニカムより若干だけど断熱良かったですよ。

  • 窓性能が良くなると、窓辺を彩るカーテンやスクリーンは、断熱効果など気にせず、好きに選べる。ということですね。選択肢が広がるのは嬉しいですね。

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