岩手の高断熱リフォームはブロック断熱も選択肢に

先日断熱メーカーの担当の方と話す機会がありました。

会話の中でいただいた質問の一つに、

ブロック断熱での断熱改修などはなさらないのですか?


という内容に、

  それはありだとは思うけど、どうでしょう?やはり理想としては全面で断熱したいですよね。

と返したのですが、業界紙である北海道住宅新聞の記事内の納まり図が目に入った瞬間、
図だけ見て、

 外張り断熱ありきで考えてたけど、こういうので内側に断熱してもいいんだよなあ、
 そしたらブロック断熱も容易なのかもしれないなあ。

とさらっと流してしまった納まり図だったのだけど、改めて見たら新築の200ミリ断熱・・

200ミリ断熱

200mm断熱にする場合の入隅(左)出隅(右)の納まり図だったのです(笑
外側負荷断熱層となる10㎝分の間柱をずらすのは間柱を重ねた際のヒートブリッジ対策のためでここまでは当たり前。外壁の角になる出隅と入隅はそうはいかず、ヒートブリッジ木部が重なる部分が出来てしまうのだけど、それを最小する納めかたということを示しているようです。

確かに、外張り100mm断熱に移行する際先ず悩んだのは入隅出隅の納まりだったかと。
断熱が厚くなればなるほど工夫が必要になりますからね。

でもまあその話は置いといて、この図を見て、

 これだったらブロック断熱に使いやすいよね。

ということなのです。

ブロック断熱というのは、既存の住宅の一部だけ断熱を強化する考え方で、
例えば、
①2階はもう使わなくなったし、普段の生活は1階でこと足りるから1階のみ断熱強化する。
②普段使わない1階の続き間も断熱区画から外してLDK+水回り+寝室だけを断熱強化する。

とかのことです。

20年以上あるいは10年以上前に建築した住宅がもし充填断熱だったとすれば、外周内側に断熱層を10㎝プラスする。そして間仕切りを断熱区画するなら既存壁に10㎝+内側に10㎝断熱するのです。この際に起こるのは断熱区画される空間は10㎝ずつ狭くなることに注意が必要かな。

天井の断熱も性能のよいウレタンやフェノールボードで断熱。天井高10㎝下がったとしてもそれほど気にならないと思いますので。

そして一番の悩みどころが床面の断熱になるかと。

基礎と床構造の違いによって断熱手法の選択肢は三つになるのではないかと思います。

ここからを説明するとややこしくなるのでここまでにして置きますね。

夫婦二人では広すぎる家。
暖房すれど暖まらないのに灯油代だけはかかる。

使わないスペースまでムダな断熱工事費はかけたくない。

工事費を最小に、暖房費も最小にしながら、岩手の冬を暖かく過ごしたい。

何とかならないもんだろうか?

という方は、ブロック断熱改修も一つの方法なんだってことを頭の隅にでもおいといてください^^
あなたの周囲にもし寒さで悩まれている方がいらっしゃったなら、

 部分的に住宅を暖かくもできるそうよ。

と一言教えてあげてください。可能性は広がるかもしれませんので。

もし、

新築以上に絶対暖かい家に断熱リフォームしたい!

という方は以下の記事も参考に。

岩手でここまでできる住宅の超高断熱リフォーム

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