親方の課外授業:耐火編

横浜での視界から。

横浜火力 (1)

横浜も朝から天気が良かった。

そしてここはなんと、

横浜火力 (2)

横浜火力発電所。
何とも住宅屋には縁遠いところではありますが、
だからって、電気を買いにきたわけでもありませんので(笑

今回の目的は耐火試験の見学なんです。
耐火試験も縁遠いと言えば縁遠いものだけど、どういうものなのかこの目で確認できたら何か今後の参考になるのではないかと思ったことがきっかけです。

試験所では北海道で見たのと同じような設備が。

試験前1

簡単な話高温加熱する窯ですね。

その後この窯に密着させた試験体には、決められたカ所に温度センサー土地付けられ温度が記録されます。

試験前2

両サイドに立っているポールにこの後水平にバーが装着されたのですが、それで試験体の変形を測定するらしいのです。加えて試験体には2t程の荷重をかけ応力の変化も測定するのだとか。

準備も整い、いよいよ試験がスタートすると、窯の穴から吹き出す炎が見え始めます。

試験1

最初は変化がないのかな?と観ていたのですが。

試験2

時間が経過するとどんどん窯の中が赤く変化し、この覗き窓から輻射熱が凄くて顔が痛い感じでしたね。

その後、

試験3

窯と試験体の間から黙々と煙が噴き出し始め・・
こうなると目は痛いは喉に煙が差し込むはでこの空間には居られなくなります。ですが試験スタッフの皆さんは防毒マスクのようなものを装着してるからか、抵抗なく動きまわっていて、
あのマスクってそんなに効くものかあ、と感心して見ておりました。

試験を終えると、状況を確認したくて息を止めて突入。

その時の一枚がこれ。
外側は全く変化が見えなくても800℃の温度に晒されたら皆こうなるのだとか。

服に付いた煙の臭いが強い。
屋外でスタッフに方に、
 
 結構きついですね、この臭いは。服に沁みついてて・・

スタッフの方が言うには、

  そうですね、このままでは電車にも乗れませんよ。

 え?(着替えが・・)

万一、次回の機会があるならツナギは用意しといた方が良さそうです(笑

今回の目的とは違うことで気になったことが一つ。
それは火力施設での受付の際、身分証明書提示(免許証)タブレットに住所氏名勤務先電話番号を入力、顔写真を撮影しやっと入場できます。そして施設を退出する際カメラで顔認証すると出られるしくみになっていたこと。
そしてほとんど人影を見かけることのない広大な施設内のあらゆるところに監視カメラがあり、私のような一見さんが目的外の場所をふらっと歩いただけで警備員が飛んで来て「目的外の場所には移動しないように」と注意されるのだとか。

セキュリティのために監視されてる=見張られている

必要なことなのかもしれないけど、医療もマイナカードから顔認証になるとか、回転ずしも監視カメラ導入とかを見てると、顔認証にマイナカードと口座が紐づけられるとしたら、

寿司やの入り口入っただけで、

 ○○さまいらっしゃいませ。〇番テーブルにおかけください。

食べ終わってカメラに向かい、

 今日はごちそうさま。お会計お願いします。

  ありがとうございます。○○円になります。
  御食事代は自動にて口座より頂戴いたしました。
  またのお越しをお待ちしております。

なんて世界は意外ともう間近なのかもしれませんね。

2 件のコメント

    • ちょっとは不便を散りばめてもらわないと、便利さの有難さも感じられなくなるかもしれません。

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