岩手の高断熱住宅 断熱等級7(HEAT20 G3)チェック

HEAT20からG3という新たな推奨値が発表されたのが2019年7月。

住宅の断熱性能に新たな推奨値

その中身は北海道も岩手の盛岡も等しくUA値=0.2という衝撃。
その推奨値に国が追随、今年から最高の断熱等級7として公のものとなりました。

当社とすれば元々無暖房の家シリーズUA値=0.15があったのでそれほど慌てる必要性はなかったのですが、それでもいつでもできるようにと取り急ぎUA値2.0仕様を想定したものは準備をしていたのです。

ところがそれ以上に優先して解決したいテーマが目の前に登場してしまったのです。

それが窓周囲にあるヒートブリッジ。

住宅の気密性能C値より重要な窓周囲のヒートブリッジ対策

ドイツでは当たり前に語られているのに日本では全くと言っていいくらい手付かずのこの問題を解決せずにG3も何もないべ!と。

折角のトリプルガラスの高断熱サッシもペアガラス並みの断熱性能に低下させてしまう熱損失量が誰にも知られず窓周囲のそこにあったわけですから。その問題を知ってしまったら後には引けませんよね(笑

岩手の高断熱住宅に欠かせない、窓のヒートブリッジ対策

幸いなことにその対策に道筋を付けることができたのは昨年の前半。そこにドイツと同じように窓の二次防水も加えたスペックを標準化し施工面で定着したのが昨年の夏だったかな。

そして窓周囲のヒートブリッジ対策に一応の目途が立ったのは昨年秋。

 来年度から断熱等級7がスタートするらしいし、遅ればせながらうちでもスタートするか!

てことになったわけです。

その現場がちょうど外張り断熱施工が終わったというので今日確認をしに行ってみました。

岩手の断熱等級7(1)

屋根との納まりを確認。

岩手の断熱等級7(2)

外張り断熱は普段使っているネオマから無暖房使用と同じくネオマゼウスに。
個人的にはネオマの色合いよりゼウスの色合いの方が好みかな。どうでも良いことですが(笑

私から観て、今日現場のスタッフに現場担当者から確認するようにと指示したのは3点。その他ダメ出し1点、全体としての今後の検討事項1点でした。

 

HEAT20 G3(断熱等級7)仕様に、

+窓周囲のヒートブリッジ対策施工

+窓の2次防水スペック

で進めることができたのだから、順番としては間違ってはないと思うし、今となったことは結果として良かったのかもしれませんね。

2023岩手の桜

まさに、さくら咲くですかね。

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