先日の火曜日にいただいたサンプルがあります。
試験による耐久性は80年相当の結果だったという代物を今日まじまじと眺めていて屋根ルーフィング材。
耐久性80年と手なればさぞ厚いだろう、重いだろうのイメージだったのですが、その予報ははずれ逆に通常使っている者より薄いし軽いのに驚かされてしまいました。
簡単に屋根のルーフィング材とはどんなものなのかを整理してみます。
1. ルーフィング材の種類と特徴
屋根のルーフィング材は、主に以下の素材に分類されます:
a) アスファルトルーフィング
- 特徴:防水性が高く、比較的安価
- 寿命:10〜20年程度
b) 改質アスファルトルーフィング
- 特徴:耐久性と柔軟性が向上、防水性能も高い
- 寿命:20〜30年程度
※田島 マスタールーフィング 寿命:60年
c) 合成ゴムルーフィング
- 特徴:高い伸縮性と耐候性、施工が容易
- 寿命:30〜40年程度
d) 塩化ビニル樹脂ルーフィング
- 特徴:軽量で耐久性が高い、様々な色や形状が可能
- 寿命:20〜30年程度
e) ポリオレフィン系ルーフィング
- 特徴:環境にやさしく、耐久性と柔軟性に優れる
- 寿命:30〜40年程度
2. 住宅長寿命化に貢献する素材
住宅の長寿命化には、以下の特性を持つルーフィング材が特に貢献します:
- 高耐久性:長期間にわたって性能を維持できる素材
- 高防水性:雨漏りを防ぎ、建物の構造を保護する
- 耐候性:紫外線や温度変化に強い素材
- 柔軟性:建物の動きに追従し、亀裂を防ぐ
これらの特性を考慮すると、改質アスファルトルーフィング、合成ゴムルーフィング、ポリオレフィン系ルーフィングが長寿命化に適していると言えます。
では今回のサンプルはどのようなものなのかについて。
3. WÜRTH(ヴュルト)の特性
ドイツのWÜRTH社は、建築資材の分野で高品質な製品を提供していることで知られています。ルーフィング材に関しては、以下のような特徴があります:
- 高品質な素材:耐久性と信頼性に優れた材料を使用
- 革新的な技術:最新の製造技術を採用し、性能を最大化
- 環境配慮:環境にやさしい素材と製造プロセスを重視
- 多様な製品ライン:様々な用途に対応する製品を提供
- 専門的なサポート:施工方法や製品選択に関する専門的なアドバイスを提供
WÜRTHのルーフィング材は、特に耐久性と施工のしやすさに定評があり、ヨーロッパを中心に広く使用されています。日本の気候条件にも適応可能な製品を提供しており、住宅の長寿命化に貢献する選択肢の一つとして注目されています。
まとめ
屋根のルーフィング材の選択は、住宅の耐久性と長寿命化に大きく影響します。素材の特性を理解し、建物の用途や地域の気候条件に適した製品を選ぶことが重要です。高品質な素材と革新的な技術を組み合わせたWÜRTHのような製品は、住宅の長期的な保護と価値の維持に貢献する可能性があります。
とのことだけど・・・
謳い文句は本当なら使ってみたいところ。
でも、試験は試験、何か特性など確認する方法はないかと・・
タッカーや釘を打ち込んでの強度や抜いた後の追従性くらいしか思い浮かばないけどやってみる価値はあるかもしれないなあとも思う。
せっかくなので最後に、最近のつぶやきのいくつかを紹介してしまいます(笑
完成住宅見学会会場から。
ドイツサッシで誂えた眺望の窓と観たい視界を切り取るドレーキップ窓用スクリーンを。 pic.twitter.com/miZIWu9hvQ— oyakata (@ooyakata11) August 25, 2024
窓周囲ヒートブリッジ(熱橋)とは?なんてショート動画を作ってみたものの…やはり伝わり難い領域だなあと思う。。#ψinstall pic.twitter.com/g6S6dCgCqh
— oyakata (@ooyakata11) September 1, 2024
何気にリール投稿してた所に予期せぬコメがある。本場の北米からはなぜトッププレートが3枚なのか、そしてこの🎥後半で普通は切り取る筈の開口下枠に何故釘を打つ⁉️みたいな笑
この2つの答えは一つ。床暖房の温水配管と蓄熱モルタル層を枠一枚分で確保してるから。 pic.twitter.com/tNJ9AKUm3O— oyakata (@ooyakata11) September 6, 2024
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