岩手の高断熱住宅なら蓄熱との相性は抜群

今日の家づくり教室で言葉足らずな面があったかも?と反省。ここで改めて補足を。

蓄熱性能は断熱に劣るわけじゃない話

高断熱住宅、断熱等級6と断熱等級7とか、断熱性能だけが注目されてるわけですが、蓄熱性能もまんざらじゃないのよ。てことを伝えたかったわけですが、うまく伝わったか不安があります。そこで改めてここで補足説明したいと思います。

断熱性能 V.S  蓄熱性能

岩手の高断熱住宅のための蓄熱性能テストの画像

今日のプレゼンでは実験棟写真とこのグラフのみだったので、この温度推移に実験棟の断熱厚を加えました。

「断熱20㎝改」「断熱20㎝改蓄熱」を比較して観てください。

日射による温度上昇は、15~17℃位でしょうか。青の「断熱20㎝改蓄熱」実験棟の室温は13℃ほどしか上昇しておらず、日射熱が蓄熱へと転換していることがわかります。そして、温度下降推移を観てもらうと温度推移は緩やかで、その延長をイメージして左側を観てください。

断熱20㎝基準、断熱20㎝改、断熱20㎝改蓄熱、断熱40㎝がきれいに上下に並んでいます。

断熱20㎝基準と断熱40㎝の間に断熱20㎝改、断熱20㎝改蓄熱が推移していて、断熱20㎝改蓄熱に至っては断熱40㎝に近い温度推移なのです。断熱厚20㎝なのに、改良+蓄熱で断熱厚35㎝相当の室温推移と言えます。
単純に、改で断熱厚5㎝、蓄熱で断熱厚10㎝相当を生み出していることになります。

というわけで、高気密・高断熱と言わず、住宅は特に高断熱領域なら、

これからの岩手の住宅は、高気密・高断熱・高蓄熱であるべき

言えるかもしれません。

ちなみに、興味ないかもしれませんが、断熱20㎝基準と断熱20㎝改の違いは、

断熱20㎝は通常の断熱で基準棟としていて

断熱20㎝改は、

①断熱10㎝+10㎝の間に固定空気層

②窓周囲のヒートブリッジ施工

となっています。

以上、今日の家づくり教室補足編でした。

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