家の断熱性能は断熱材のみが寄与するわけではない

岩手の高断熱住宅のための昔の実験棟の画像

今朝8時半の住宅展示場断熱層内温度から。

ベースとしている三層断熱層内各部位の温度湿度

12-29-0830岩手の住宅断熱層内温度比較の画像

充填断熱層室内側温度 17.5℃

外張り断熱層室内側温度 5.7℃

この温度をベースに他の断熱層内温度を観てみます。

外張り断熱3層充填断熱合わせて4層断熱構造

12-29-0830外3層:岩手の住宅断熱層内温度比較3の画像

充填断熱層室内側温度 18.5℃ :ベースより1℃高い

外張り断熱層室内側温度 7.2℃ :ベースより1.5℃高い

 

外張り断熱を3層にしたものや4層にしたものは北欧スウェーデンやドイツで下の写真のように見せられていましたからね。
その意味を確認したくなってしまうわけでこうなった次第(笑

https://twitter.com/ooyakata11/statuses/1870788720930299983

https://twitter.com/ooyakata11/statuses/1871836226803965969

 

外張り断熱(空気層挟み込み)3層充填断熱合わせて4層断熱構造

12-19-0830空気層あり:岩手の住宅断熱層内温度比較2の画像

充填断熱層室内側温度 18.5℃ :ベースより1℃高い

外張り断熱層室内側温度 7.2℃ :ベースより1.4℃高い

これら3タイプの総断熱厚は皆同じ。
この三つ目の断熱構造は実験のおまけとしての遊びから始まったものかな。

もう使われてないけれど、下のように断熱厚10㎝、20㎝、40㎝の小屋レベルの実験棟を三つ作ろうとした時です。

岩手の高断熱住宅のための昔の実験棟の画像
空気が固定されれば断熱になるんだから、断熱の間に空気層を閉じ込めたらどうなるんだろ?
どうせ遊びみたいなものなんだから、もう一丁遊んだれ!てな勢いで作ったのが20㎝Ⅱでした(笑

温度計測が始まってみると、

 これ、意外とおもしろいかも♪

となったことで勢いついて、断熱20㎝Ⅱだけ窓周囲のヒートブリッジ対策してみたり、食部由来の潜蓄熱材を施してみたりして、如何に断熱40㎝の温度推移に近づけるかを目標としていじりまくった10年だったかな。

その流れから、実物大の実験としてモデルハウスで試すことにしたわけです。

ここでは1℃程度ですけどね、体温として見立てれば1℃は大きいですよね。

こんな小さな違いの積み重ねですから。

今日始まったお遊びは不発・・
きっと確認方法を変える必要がありそうだけど、現時点では浮かばない。
やりながら閃きが落ちてくるのを待つしかないかもしれません(笑

最後に今日の労働を。

昨夜サクッと雪が降った様子。
朝方もちらほらでこのままのペースだろうと甘くみていました。

あれ?あれ?あれ?ってなうちに雪が積もりだしたので昼前に一回目の雪かき。

岩手滝沢で一回目の雪かきの画像

雪かき終わった筈なのに雪かき始めたエリアは、雪かきの跡はもう打ち消されていて・・
岩手じゃ毎度のことなれど、

何やってんだろ?

みたいな悲しい気分になるものです(笑

午後は雪が上がったことだし、ここらで2回目を。

岩手県滝沢市で2回目の雪かきの画像

これでこそ、我が労力は報われるってものです。

晴れて良かった♪

2件のコメント

最後までお家の深いお話一年間ありがとうございました!
よいお年をお迎えください。

こちらこそどうでも良さげな話にお付き合い下さりありがとうございました。
良いお年を!

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