昨日一昨日と二日間にわたりすでに恒例となっている年に一度の感謝祭を開催しました。
ご参加いただいたOB施主さまのご家族、その数は 2日間で141組。
オンラインじゃ味わえないものが、ここにある
正直にいうと、初日の朝から夕まで「この強風、大丈夫かな……」と空を見上げてばかりだったんですが、会場のあちらこちらから聞こえてくる子どもたちの歓声と、施主さまとの「お久しぶりです!」という声が止まらない。
スマホやパソコンの画面越しじゃない、生身の人と人とがすれ違う時間。
家を引き渡したあとも、こうして年に一度、家族で遊びに来てくれる
これって、考えてみるとなかなかすごいことだなあと、しみじみ思った2日間でした。
今日は、写真とXに投稿した動画もまじえながら、ゆっくり振り返らせてください。
朝7:30、スタッフ集合
裏方のフォーメーションが、これまた見ごたえあり
前日にはフリーアドレスの事務所の一角を共同作業スペースに切り替え仕込み。
感謝祭の朝は、一日フレーミングと同じく 7:30スタート。
女性スタッフが手際よく動き出す、外ではテントを立て、机を運び、子ども縁日の景品を並べて、餅つきの杵と臼をセッティングして……。
毎年見ているはずなんですが、今年も「裏方のフォーメーションって、すごいなあ」と感心してしまいました。誰がリーダーで、誰が指示しているわけでもないのに、それぞれが自分の持ち場をすっと埋めていく。
最近見ることなくなったけど、昔なら冠婚葬祭などあれば近所のお母さんたちが集まり白い割烹着きて白い頭巾かぶって手際よく動いていたあの風景を思い出すようです。
これ、ふだん現場でやっている家づくりと、同じなんだよなあ。職人さん、役割は違うけど、お互いがお互いの動きを読んで、無駄な口出しをしない。一日フレーミングと同じ空気が、感謝祭の朝の会場にも流れているのですよ。
なるほどなあ、と感心しながら、私はいつも開場前のあの空気を吸っているわけです。
おはようございます!
年に一度の【大感謝祭】です。一日フレーミングと同じでスタッフは7:30スタートです。
裏方のフォーメーションがすごいなあと感心してしまいます。ぜひ皆さん楽しんでってくださいね。ご来場お待ちしております。 pic.twitter.com/oSwgklq4XR
— oyakata (@ooyakata11) May 2, 2026
子ども縁日コーナー ここは、TVスマホとは違う時間
感謝祭で、いつも一番にぎやかなのが子ども縁日コーナー。
スーパーボールすくい、お菓子釣り、射的、得に大人の私が見ても射的なんかは「ちょっと自分もやりたいな」と思ってしまうので、もしかしたら、お父さんお母さんの内心をくすぐっているかもしれませんね。

お菓子釣りに集中するちいさな手元と、釣り上げたお菓子をそっと受け取る親御さんの手のひら。
このやりとりだけで、もうじゅうぶん絵になります。

スーパーボールすくいは、お姉ちゃんたちが真剣そのもの。
薄い紙が破れないように、息を止めてそろりとすくうこの
集中している後ろ姿は、何回見てもいいなあと思います。
そして射的。
子ども縁日射的コーナー
これって大人でも楽しめるみたい。もし♨️一泊券なんてあったら離れられないかも。 pic.twitter.com/LOYkymy40j
— oyakata (@ooyakata11) May 4, 2026
景品が倒れなくても当たれば景品ゲット。
ひとり3発とも当たらなければ当たる距離で再チャレンジもありです(笑
餅つき・餅まき——機械じゃ出ない、あの音
感謝祭の今年初の試みが、餅つきと餅まき。
正直に言うと、いまどきのご家庭で 杵と臼 を持っているお宅って、ほぼないですよね。家庭用の餅つき機があれば充分ですし、それさえも餅買った方が・・・と思ってしまいます。
ですがみんなで楽しむ時間のためなら使い続けられるかも?
てことで杵と臼を昨年衝動買いしてしまいました。
こういうイベントでみんなでやる餅つきって、やはり盛り上がるものです。
2026GWイベント餅つき編
餅つき機の登場で廃れたきねとうす、一般家庭なら絶対持て余す。でもこういうイベントで皆んなでとなら使い続けられそうな気がする。 pic.twitter.com/X5lf2tCNx6— oyakata (@ooyakata11) May 4, 2026
よいしょ~
の掛け声とともに、杵が臼に落ちる、あの「ぺたん、ぺたん」という音。
お米が餅へと徐々に変化する様、つきたての餅の、湯気と香り。
「ハイっ!」と返す合いの手の声。
これは機械じゃ出せない音と空気なんですよ。
そして2日目の餅まき。

法被(はっぴ)に書かれた【祝上棟】の文字。
10年以上忘れていた餅まきを、感謝祭で施主さんとの「模擬上棟」「合同上棟祭」として再現してみました。
これがまた、すごい人だかりになるからすごい。
あ~、この雰囲気、これが上棟の餅まきなんだよ。
思い出していました。
一日目の餅まき風景は、
今日も餅まきするよ。 pic.twitter.com/fFM39EGeci
— oyakata (@ooyakata11) May 2, 2026

「お餅、いっぱい拾えたよ!」と、戦利品をうれしそうに見せにきてくれる子。
うれしいじゃないですか、こんなに喜んでくれるのですから。
木工教室 椅子に加え今年は「すのこ」と「踏み台」が仲間入り
感謝祭恒例の木工教室。
今年は すのこ と 踏み台 の2種類を用意しました。

子どもがインパクトドライバーを握る姿、お父さんが横で見守りつつ、ちょっと手を出したくなるのを我慢している姿、この光景、何度見てもいいんですよ。
「ビス、まっすぐ入った?」 「うん、たぶん」 「もうちょっと押し込んで。そう、それ!」
このやりとりが、あちこちのテーブルから聞こえてきます。
完成した踏み台を抱えて、嬉しそうに帰っていく親子の後ろ姿を見送りながら、
ああ、あの踏み台、これから何年もこの家で使ってもらえるんだなあ
と端材のこれからの未来を想像していました。
ちなみに、こういう木工イベントに使うのは、現場で出た 端材 が中心です。
一部端材でないものもありますけど。

幅38×奥行89×長さ3300ミリ、奥行140や184や235や302のものをサイズ別にずらりと並べて、メンテナンスにも使えるよう組み合わせ例付きでご案内しています。
家を建てたあとも、ちょっと棚をつくりたいとか、子ども部屋に棚を、なんてとき、現場の端材が使えると地味にうれしいんですよね。
私たちは、家づくりで出る木材をできるだけ無駄にしたくないと考えていて、こういう端材活用は 2006年から ずっと続けている取り組みです。地味だけど、地味だからこそ続けたい。そう思っています。
塗り壁教室 アートボードづくりに、子どもたちも本気
塗り壁教室では、ちいさなアートボードづくりを体験してもらいました。

コテで塗ったボードに、色を選んで、模様を入れて、お花の飾りを置いて…
たぶん本人は遊んでる感覚かもですが、やっていることは大人の左官職人さんと同じプロセスです(笑
完成した小さなアートボードを、お母さんが「家のリビングに飾るね!」と言いながら大事そうに持ち帰っていく場面が、いくつもありました。
家の壁って、毎日ずっと目にするものですよね。
そこに、子どもが感謝祭で作ったボードがちょこんと飾ってある
そんな景色が、たぶんこれから何年も、その家のどこかにあり続ける。
そう思うと、こういうワークショップって、ただの「体験」じゃないんだなあと、あらためて感じます。
親方の顔出しコーナー——晴天と、こいのぼりと、笑い声
会場の入口あたりに設けた、顔出しパネルコーナー。

晴天の青空に、餅まきの合図にもなっている5色の吹き流しがゆらゆらと泳いでいて、その下で家族が記念撮影。「私も棟梁」です。
餅まきのために、法被を用意したのなら餅まきに使うだけじゃもったいないかも
てことで法被着せた顔出しパネルってどうだろうと提案してみたら、スタッフがものの1時間ほどでパネル部だけを作ってくれたのにはびっくりしましたけどね。
お母さんが、
こんなに大きくなりました~
と言って子どもたちを連れてきてくれる。
あの子なんか、家建ててるときお腹の中だったんですよ
そっかあ、もう10年以上になりますもんねえ
家を建てた、その家のまわりで子どもが育っていく、こうして成長した姿を見せてくれる
家づくりって、引き渡してからが本番なんだなってお子さんたちの成長を見るたびに思います ね。
強風だった初日——それでも来てくれた皆さんに、感謝です
初日のことを少しだけ。
凄い強風のなか沢山の方にお会いでき楽しい時間を過ごせたことに感謝!です。今日一日ありがとうございました。
GWイベントは明日まで。
お会いできるのを楽しみにしております。 pic.twitter.com/IOBzTX5GNk— oyakata (@ooyakata11) May 2, 2026
予報通り、初日は本当にすごい風で、テントが何度かバタついて、スタッフがあわてて押さえに走る場面もありました。
それでも、たくさんの施主さまがご家族でいらしてくださって、「久しぶりだね、元気にしてた?」「お子さん、こんなに大きくなったの!?」と、あちこちで再会の声が上がっていて。
風の音にかき消されないくらい、笑い声のほうが大きかったように思います。
岩手の春は、まだ風が冷たい日もあります。盛岡の朝晩はとくに、5月でもひんやりすることがある。
そんななか、わざわざ足を運んでくださった皆さんに、本当に感謝しかありません。
2日間で141組 この数字の重み
冒頭に書いた 2日間で141組 という数字。
これ、当社にとってはかなり特別な数字なんです。
家を引き渡したあと、住まい手のご家族が、年に一度こうしてお会いでき、楽しい時間をリアルに共有できる。その積み重ねがあって、今年の141組がある。
家を売って終わり、引き渡して終わり、ではなくて、そこからが本当の関係のはじまりかと。
正直言えば、毎年バタバタしているし、反省点も山ほどある。それでも、来年もまた、皆さんと顔を合わせたい。その気持ちだけは、毎年変わりませんので。
来年も、お待ちしています
オンラインの便利さは、もう私たちの暮らしに欠かせません。打ち合わせも、見積もり相談も、いまでは契約までもがオンラインで完結する時代になっています。
でも、年に一度くらいは、リアルに会う日があってもいい。
子どもの背がどれくらい伸びたか、ご家族の笑顔がどんな風に変わったか
画面越しじゃ伝わらない空気感は確かにありますから。
今年ご来場いただいた141組のご家族の皆様、本当にありがとうございました。
来年もまた皆さんとリアルにお会いしたいです。
今回のようなイベントでなくても、いつでも気軽に遊びにいらしてください。
お会いできるのを楽しみにしております。

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