マーサージと家の素材選び

晩メシに海鮮料理をたらふく食べ終えた時刻は9時、まだ時間はある。
歩きすぎてふくらはぎが張っていることもあり足のマーサージを
しようということになった。

マッサージ屋で、値段を聞けば全身マッサージ2時間でも150元だと言う。
2時間・・・ 日本のホテルのマッサージなら3本分。それが2千円ちょっと。

ならばせっかくだからと、全身マッサージへと切り替え。
送ってくれたガイドさんが帰る前に教えてくれた言葉は、
痛いときはトン、弱すぎるときはチン、のこの二言だけ。
この唯一のコミュケーションの二語を中”国語はトンチンカン”
としっかりインプット。マッサージは若いお姉ちゃんたち。

取り残された男二人。最初は桶の足湯。そしてマッサージへと移った。
マッサージが始まり隣りでは早速

トントントーーーン!!!と叫んだ。

瞬間腹がよじれるくらい笑い。お陰で場は和み、
ほどよく緊張感もとれて心地よい睡魔が・・・ここまでは良かった。

意識もおぼろげな状態の中、気が付けばマッサージの手が止まっている。

首を起こして見るとマッサージ姉ちゃんは
テレビドラマ(王宮の愛憎ドラマ?)に釘付けで手はおサボり中!
私が寝入ってるとでも思ったのだろう。

か細い声で・・・チン!・・・・・チン!とアゴを突き出し意思表示してみた。
再びマッサージは始まったが、相変わらずテレビは見たまんま。。
おい!こら!と一言言いたかったが、言える一言はトンとチン(悲)

少しすると再び揉むどころか、摩るのみ!
手を動かせばいいってもんじゃねえだろお!と思ったが
気の小ささゆえ声にもできず、抵抗あきらめ寝ることにした。

そして寝入っていた私を起こしてきた。うつ伏せになれってことかと
思い、うつ伏せになったがそうじゃないらしい。
立ち上がって何やらわめきだす。あれ?もしかして終わりなの?
フィニッシュ?などと言いながら手でバッテンをしてみるが伝わらず
わめき放し。しまいには怒って奥にいっちまう始末。。

そして何やら紙を持ってきた。150元×2と書いてある。

会計じゃんよお!
おいおい、それならわめいてないで最初から持って来いよぉ。

そんなこんなで、会計を済ませタクシーでホテルへ。
車中「安けりゃいいってもんやないのお!あんなんやったら、
   値段は安いけど時間が勿体なかったがな。
   こちらがしゃべらんといいことにテレビばっかりやに!」

と男同士で愚痴り合い慰め合いながら帰った。

中国へは取引商材の選定。製品レベルを直に確認するとともに
こちらの要求を実現できるかどうかの確認。そして新たな素材探し。

取引先や製品選択は品質がこちらの要求レベルを満たす技術が
あるかどうか、且つ価格が折り合うかどうかにある。
安けりゃ、いいってもんじゃない。(安けりゃいい、ってところが多いらしいが)

取引先でも製品の選択でも、生産現場で直接作業に携わる人たちが
自分の仕事にプライドを持っているかどうか、そこがポイントのように思えた。
プライド持った者同士がぶつかり合うからそこでモノが磨かれるのだろう。

突き詰めれば、

”素材選びは人選び” ということか・・・

  追:昨夜は夜中に腹痛に悩まされ睡眠不足。
    それみたことか。一人でうまいもん食うからじゃ!
    と○○さんが言っていた。それも嬉しそうに。

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