住宅に新工法!?

ドイツの住宅展示場入り口付近から、モデルハウスの屋根越しに
何やら赤いクレーンが見えた。

も、もしかして・・・  工事中?

私にとってクレーンがそびえる情景は一日フレーミングの象徴。
そして木造の北欧住宅の殆んどは、構造のパネル化が当たり前。

と、となれば・・・

胸をドキドキさせてクレーン方向へ小走りしましたよ^^;

そしたら・・・

あ、あったーーーー!! 見事ねらい的中!

ほんと嬉しかったですね。
北欧で新築住宅の工事現場に出くわすことなんてない!
一週間移動してても見かけるのはリフォーム現場1~2軒がいいとこ。。

そして、幸運にもここは構造フレーミング中♪だったのですよ。

個人的に幸運なだけですが(汗)
今日はこの工事現場を紹介します。

北欧住宅の工事現場

見事にフレーミング中!です。
この写真でわかるように既に壁にサッシも組み込まれています。
手前にあるのはEPS断熱材。ドイツはEPS断熱材発祥の国ですから
ここにあるのは当たり前と言えば当たり前なのですが、私には
これら断熱材の厚みをチェックするのも楽しいわけです。

超高性能断熱材 基礎断熱

ここに置かれていたEPS断熱材の厚みは3種類。
左写真のものが一番厚くて20cmほど。
この厚みのものはどこに使うのか・・・
このサイズはあそこで、きっとこっちのは付加用か・・・
とか、勝手に断熱材の使用ヶ所想像してみるのも楽しい^^;

右写真は地下室の基礎断熱、2重張りになっています。

家づくり男たち

そしてドイツにもいました”家づくりの男たち”が。
ここで手前みそな話になりますが、
無駄のない作業性という点では、我が社の方がずっと上のように思います。

そしてこの写真で観て欲しいのが、ガラス越しに見える壁。
内装ボードも既に張り込まれています。
その他、壁の断熱層は40cm弱?のような気がしましたが、
それ以上にこの現場には高断熱パネルの構造や据え付け方法まで
目からウロコの発見が満載!でした。

この現場で発見できたことって、実際今回のツアーでは一番の収穫かな。
困った?ことに新たなチャレンジネタまた増えてしまいました^^;

最後に、
まだ日本では紹介されていない?と思える
私的には新発見だったものを一つ。

住宅の新構造

これって何だと思います?

床パネルなんです。
こんなハニカム構造の床パネルがあるんですよ。
蚕(カイコ)がさなぎ作る巣箱にも似ていますが、強度的には納得できる。
それにしてもすごい発想する人がいるものです。

2 件のコメント

  • だんだん,一般的な「家作り」というものからかけ離れている気がします。
    日本人は「家は木で作るもの」と思っている人が多いでしょうから。
    でも,これ「進化」なんですよね。

  • hiroさん、確かにおっしゃるとおりです。
    自然保護という観点から今後はありえるでしょうね。
    ドイツでは
    ①石造り(赤い砂岩)
    ②レンガ造り
    ③木造り
    ④コンクリート造り
    の順に高価であり、建てたい構造だそうです。
    住宅寿命が日本の数倍というドイツ。
    それなのに森林資源をムダにしない、捨てない技術が
    開発されるのってすごいことだと思います。
    これらは間伐材やそれよりもっと不要となっていたものの
    これからの活用技術の一つなのかもしれません。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です