上棟式

今日は上棟式にお招き頂いた。

上棟式のカタチはいろいろある。
自分たちが思い描いてきた住まいへの一つの節目として。
施工業者との顔合わせやあいさつを主とした機会に。
そして今回のように、
支え合ってきた親戚や地域の人たちへの感謝を伝える一つの場として、
ということも受け継がれている。

昔なら、大工さんだけじゃない。
周囲のみんなが手伝って行われた家づくり。
一家の一大事業ではあるけど地域の事業でもあった。
解体祭、地鎮祭、上棟祭、新宅祭、
その神事ごとに皆の安全と家の成就を願い感謝する。
そんな節目だったのでしょう。

時代は変わって家づくりのカタチは変わったかもしれない。
けど、家に対する家族の想いはこれからもずっと変わらない。

ー冬ー
この部屋から窓の外を眺めるお母さんを想像してみる。

　よくやった。
　あったかい、このあったかいのが私には何より一番の贈り物だよ。
　他には欲しいものなんて何もないよ。

そんな言葉を施主さんがお母さんからもらえるようにしたい。

私たちだって、それが何よりのご褒美だから。

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