今日はぺっこマニアックな部材に触って遊んでおりました。

そしたらです。
ロールになっていたものが膨らむ膨らむ。
ありゃりゃ~と慌てて戻そうとしたら、
膨らみ過ぎてロールに巻込めなくなってしまいました^^;
放置するとロールが順に膨らんでしまうので、
こりゃ困ったべってなことでガムテープで留めたが上の写真です^^;
巾は、当社扱いの輸入サッシ82㎜に合せた75㎜。
そして膨張後のサイズは・・・

元々巻かれていた時の厚みの10ミリが、、、なんと6㎝、6倍まで膨張。
これはスグレモノです。
これはサッシと周囲の構造との隙間を埋めるためのもの。
この膨張力で安定した気密性、断熱性、防水性が確保できるわけ。
ですが、私が何より気に入っているのが、
メンテ時や廃棄時に窓周り部をきれいに分離できるってこと。
将来に、次世代に、負担を小さくしてあげられる。
ヨーロッパで、現場発泡のウレタン断熱をみたことがない。
皆、ボード状のものを使用しているのはなぜか。
きっと、ウレタンの付着した木材の再利用は難しくなるからだろう。
窓の交換の時期が来た時もそう。
ある意味一つひとつ窓周りを分解できるっていうことは、
ムダに捨てるものを少なくすることができる。
分解と壊すのとは違いますからね。
作りやすさは大事だけど、
将来にツケを回す易さなら、ぺっこ手間がかかっても・・・
と思ってしまう。
これだって、完成したら見えなくなる素材と技術。
見えないものにそんなにこだわってどうすんの?と、
ときどきアドバイスも頂くけど、
見えるものを支えるのは、見えないもの。
そういうものだと思ってるから、私の場合はしょうがない。
でもね、
見えないけど、感じることはできるってことあるかもしれない。
こういう縁の下の力持ち的技術って・・・
な~んか好きなんですよねえ(笑
岩手の注文住宅なら。
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