住宅貧乏・・

昨日の日経産業新聞の記事。

「住宅貧乏」!?

「住宅貧乏」

紙面をめくるとこの文字だけが飛び込んできた。
仕事柄とはいえ、興味のあるキーワードを含んでいながら
聞いたことのない違和感が余計興味を誘ったのでしょうね。

内容は住宅価格を下げるために、6項目ある省エネ性を省いてはいけない。
特に要である(1)断熱性能と窓の性能、(2)気密性能は最低死守すること。

大事な省エネ性能を軽視し、売りやすい買いやすい価格に下げたところで、
家を持っってやがては、「住宅貧乏」になるよってことを伝えている記事。

(1)(2)のために、かかる費用は30万円。
30万円惜しんだために、30年後は270万円貧乏になる。
一年にしたら、一か月にしたら、一日当りにしたら・・・
金額はそれほど大きくないかもしれない。

でもそのお金が積み重なると30年後はそれだけの金額になる。
でも節約ってそういうものですよね。

セミナーの中でもよくお話することだけど、
性能でつくる省エネによる節約のすごいところは、
毎日の節約行為のような、小まめに電気を消したり、
スーパーで一円でも安く野菜を買おうとするような努力やストレス、根性は一切不要。
苦労しないで得られるお金だってことです。

断熱性能や気密性能をそっちのけで、太陽光発電を装備。
売電で住宅ローン払えますみたいな住宅メーカーもあるけど、順番が違う。

先ずは躯体の性能で節約し、寿命の短い機器や装置を最小装備にする。
それから省エネ性能の高い装備を選択ししっかりとした節電所をつくる。
それから、発電所を考えたらいい。
自家消費の電力なら、発電設備も最小で済む。
するとやがて来る設備の買い替え資金も最小で済むわけです。

省エネ性能を疎かにすると、
買い替え資金がないのに、重装備な設備の交換時期だけはやってくる、
という悪循環にはまる構図です。
最悪、極寒でも猛暑でも冷暖房なしでも耐えるという手もないことはない。

ところが、疾病率、不健康割合が高くなり病院通いが増えるとしたら・・・

そんな連鎖を考えたら気分が滅入ってくる。
だから、頑張って性能の高い家をつくる。
せれが私の仕事です。

今日は海外からメールが4通。
その一つには家を建て30年後50年後に住宅貧乏にならないための、
待ちに待った情報が添付されていた。
来るものが来ると気合いって自然と入るものですね(笑

今ある私達の情報、技術、経験が、
30年後の暮らしを少しでも豊かにできるように、
明日も頑張ります!

 

岩手の注文住宅なら。

 

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