30日朝から台風対策で周囲の片付け、現場等対策は3時までに終えるように。
スタッフも帰宅指示。
仙台方面から北上山地宮古方面に刻々と北上する真っ赤な雨雲はずっとチェックしていた。
結果、私たち周辺では台風の気配を感じないまま朝を迎えたが・・・

北上山地から沿岸部まで、全県あちらこちらで全面通行止めのオンパレード。
迂回路も探せない。
※ 赤:全面通行止め、緑:片側通行、青:解除
雨雲レーダーの真っ赤エリアが実家をすっぽり覆っていたので、
心配していると、ニュースで、
国道106号片巣で土砂崩れで全面通行止め・・・
片巣? 実家のすぐ手前だべ。
念のため、おふくろに電話を入れると、
雨はかなりの強さで、一部雨漏りもあるが大丈夫、
保存食や停電準備はしてあるという。
ただ、ぼやいていたのが、
「避難してください」「避難してください」と何度も何回も声だけは聞こえる。
「避難場所は〇〇小学校、避難してください」
そんただごど言われでも、としょり独りでどこさうごげるってよ。
だれも避難なんてできるわげねえが。
そのくらいぼやければ大丈夫だべ。と思うもやはり心配で、、、
5時から何か所か現場をチェックしながら106号に向ってみる。
すると最初に目に入ったのが、

この看板、片巣より20分ほど手前の門馬もか・・
そして、

106号封鎖、、、
あの震災のとき以来の光景。
この日はしょうがないので諦めたが・・・
夕に道路規制を確認すると門馬の通行止め解除の表示。
ならばと翌朝、再チャレンジ。
すると、

川内?って・・
川内はノーマークだった、、、
とりあえず規制を越え川井へと進んだ。

一部トンネルは停電で真っ暗。


ついに川内到着。

産直かわい脇でこの状態で全面通行止め。
(帰りに撮ったもの)
そこで旧道世代の強みを発揮、手前で旧国道へ入ってみる。
何とか行けそう、、、!??

旧道から国道へ戻る橋が、ない!?
その橋のかかる道路が橋脚もろともえぐられていた。
この状況に、さてこのあとどうすんべ?と悩んでいるところに、
白い軽トラが颯爽と登場し、運転席の窓を開け、
あっつの進入禁止をそのまま突っ切っていげ!
あれはうそっこでわざとだがら、かまわねえんだ!
そのアドバイスに、迷いもなくなり本道に戻りいざ東進。


ところどころに沢水と土砂の名残を突き抜けて
実家になんとかたどり着いた。
被害、河川の状況からみて川内地区から東方面での増水が急だったようだ。
例えば盆に撮った写真と比べてみると、


写真右、道路擁壁の色違いから水位が道路下1mまで
奥に従って道路に近くなっているのがわかる。
奥に見える白い建物辺りが実家のある場所になる。


これが同じ場所だなんて。

眼下の状況。

実家下の国道に、水が乗り越えたのがわかる。

近くの端も乗り越えた様子。
この橋を乗り越えたのは私の記憶では初めてではないかと。

奥に橋が見える場所でも砂利をどけたばかりのようです。

ニュースで知った土砂流出の場所’片巣’。


迂回路なし・・て言葉には何か折れる、、
旧国道はこんな感じ。
この辺はそれほど増水しなかったおかげで、
通行可能なのは幸運だったかもしれない。
最後に、私の実家行きの目的を。

ゴミが詰まり、ここが溢れると実家も大変なことになるのでした。
明日には106号も全線開通となる予定のようです。
一刻も早くすべての集落に道が繋がりますように。
道路状況はこちらで確認してください。
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