南欧の地下入口の知恵

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南欧の地下入口の知恵

南欧スペインで自宅を案内してもらった住宅の地下部分を。

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地下の天井高の半分は掘り下げて、半分は床を上げる。


天井は高いとは言えないが、背筋も伸ばせ動くには何の不便もない。
個人的にもこのスタイルが一番だとずっと思ってきたスタイルだ。

ただ、これは負けたべ、と思わされたポイントが一つ。

それは入口。
当然、天井高の半分の高さの入口しかとれない。
もしくは階段を掘り下げ入口高さを確保しようと考える。

それがだ。

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階段上部の床を欠き込んで頭上を確保しているではないか。
施工上はコストかかりそうにも思うが、あれ?・・・
もしあのアイデアが使われていると考えればそれほどでもないのかも?

と思い出したのがこれ。

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それはヨットの船室への出入り口。

初めて見た時はとっても窮屈そうに見えた小さな入口も、

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階段上の水平扉をスライドさせるとすんなり出入りできる。
そうだよね、頭上に障害がなければ何も問題がない、
ってことを知った時は妙に感心させられましたね。

船内だって、限られた空間の隅々まで機能を持たせ余すことなく使い尽くす。
あの船内はほんの少しの工夫や知恵の集合体と言えるかもしれません。
ぜひ、そのノウハウを住まいに採り入れたいですね。

大きな引き出しと言うより、小さな引き出しに(笑

 

 

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