住宅の室内窓枠に丸みを持たせると・・・

先日、「室内窓枠仕上げに丸みを持たせた家」ということで紹介しましたが、その家が先週末開催の見学会場でした。

見学頂いた方は、

あ、確かに窓枠の角が丸いよね、

って見ていただいたのではないでしょうか。

そこで今日は、窓枠に丸みを持たせることの意味について窓フェチな私が感じたことについてぺっこお話をしたいと思います^^


窓って、ガラス越しに見える視界によっては、

おお、いいね~、これってピクチャーウィンドウじゃん!

ということもあります。

となると、サッシはピクチャーフレームってことになるでしょうか。

ここでぺっこ想像してみてほしいのですが、一般的に壁に掛ける絵ってフレームは壁の外に出ていますよね。もしその絵を壁の厚みに埋め込んだとしたら・・・どんな風に見えるんだろうって。

壁に埋め込むとしたら、壁に掛ける絵の額縁をそのまま使うだろうか?
額縁次第だけど、私なら違うものをと考えたくなるかもしれません。
絵の囲みかたによって絵の見え方も変わってしまうはずなので。

ここで一般的な住宅の窓の場合をと思いましたが・・・
身近なところで事務所の窓枠がわかりやすいのでそれを。


内壁から直角に折り返すごく普通の窓枠面は、角で明暗の境界線をきっちりわからせてくれます。
直線的な角の見え方と、最初の写真の窓枠の見え方の違いを比較してみてください。

窓の表情が明らかに違うと思いませんか。

このさり気ない違いって、こうして比較してみるとわかるものだけど、もし見学した家の窓枠角に丸みがあったとしても、単体で見たら意外と気づかずに見てしまうかもしれません。

恥ずかしながら私もアメリカの住宅で室内壁の出隅の角や窓枠角に丸みがあることに気づいた時、窓枠にある丸みの目的って何だろうと当初想像したのは、目線に優しいとか角が傷つきにくくなるからなんだろう的なものでした。

何年も何回も見ているうちに、窓をじっと眺めているとふと気づくことになります。


丸みを持たせる意味って、

屋外の明りで明るい窓枠面から暗めの内壁面、その明暗をうつろわせる領域、曲面帯なんだあ、ってことに。

それで同じ色でも明暗による濃淡をやさしく繋いでいるから窓の表情がやさしくなるわけだあ。

そんなとこまで考えてのことなら、こりゃすごいべ。

と一人勝手に感じ入ってしまったわけです(笑

今度そんな家があったらそんな視点でも見てもらえたらいいかもしれません。

最後にもう一つ、窓フェチな私のお遊びチャレンジ編を^^

工場の実験棟で窓のヒートブリッジ対策試験の最終仕上げ、漆喰塗り工程を終えました。どうせならとひと手間窓トリムをどうにかできないかってことで試してみました。


強調された厚みのある窓トリムではありません。
とりあえず、あくまでさり気なさをテーマに^^;

南欧の窓トリムを参考にすると・・・

溝はもうぺっこ広い方が・・・

溝は削るより、押し当てた方が良いような・・・

と改善点はいくつかありますが、コストをかけない表現力の一歩になればいいのかなと。

にしても、

この実験棟って、建ててから外壁を張らずに何年経ってしまったんだか・・

断熱施工実験、外壁強度試験、雨仕舞試験、そして今冬の窓のヒートブリッジ実験など、据えたり外したりでとっかえひっかえ、今思えばなんか痛ましかったりもしたけど・・
でも、おかげで一通りのテーマを終えやっと仕上げにたどり着くことができたのには、結構感慨深いものを感じます。

窓一つ、塗り壁一つ、家の表情はアイデア次第で果てしなく無限にあるのかもしれません。

さて、今週末の家づくり教室は、”塗り壁教室”になります。
もしお時間がありましたら、実際に、見て、触れて、やってみて、暮らし方や表現力のヒントを見つけてもらえたらうれしいです。(というか、ごめんなさい、満員でもう締め切ってましたね、、)


準備万端、スタッフ一同でお待ちしています^^

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