お山の排水路騒動

今日は工場へ。

目的の一つは、役所との立ち合いというか、まだ相談レベルかな。
既に知っている人は知っていることだけど、当社の工場敷地は小さなスキー場の下に隣接しています。
そのスキー場の雪解け水の排水が工場敷地内を通って最終は用水路に流れこむ。その排水の勢いが強いときは敷地内の砂利もさらって用水路に流れこみその砂利で水路が埋まってしまうというのが現状で、その排水の最大の被害がこの夏のゲリラ豪雨で発生、敷地入口付近の土もえぐられてしまうほどになってしまった。

「用水路の砂利をすくい上げてほしい」と役所から連絡が入ったのは9月だったかな。
うちの敷地内の砂利でご迷惑かけてるのだから重機を入れてすくい上げたのはいい。もう一つ役所から頂戴した依頼が「砂利が流れ込まないようにしてほしい」というもの。

その点は、流れる排水を二重に側溝を設け、砂利だまりの大きな穴を設けその後水路に排水することで役所からは了解を得たものの、

考えてみれば排水の殆どの発生原は役所管理のスキー場からのものだべなあ。

工場用地を取得して今の場所に移転した当初は排水路を毎年掘り起こしてくれていたのに、ある年からその掘り起こし作業はされなくなり、ついには毎年水路から雪解け水が溢れ輸入資材資材倉庫は泥で埋まり床置きの資材は捨てざる負えない事態に。そこで当時さすがに役所の担当部署に足を運び、水路のメンテをお願いすると・・・

 いやあ、予算がなくってねえ。

との回答に、それ以上の無理強いもできず退散(笑

というのも運営は赤字だとは聞いていたしメンテ費用の負担で子どもたちの憩いとなっているスキー場が閉鎖になってしまうこともあり得るかもしれないし、こちらが我慢すれば済むことなら・・・
そんなことが脳裏をよぎったからでした。

でもあれから十数年、雪解け水が溢れても雪が溶けきってしまえば収まるのだからと我慢し資材倉庫も使えず廃屋化していても流れる雪解け水が引くのを待つ。ことは恒例となっていた。

でもさすがにさすがに今回は、このままではマズイべってことで、役所からの依頼に対処するためには原因となっている排水路の改善を役所に相談しなければならない。

今日はその件での立会いだったわけです。

スキー場下にある土手に埋まったヒューム管。
ここに雪解け水で池ができ、排水される仕組みらしい。
らしいってのは今回初めてしくみを教えてもらった(笑

ここから抜けた水は、

ここから出て、

排水 (3)

あとは素掘りの水路(一部側溝)を流れ用水路に。

どう解決されるのか、もしかしたら解決されないかもしれません。
まあ、お願いしないよりはね、可能性はあるでしょうから。ほんのぺっこ期待しつつ、のんびり待ってみることにします(笑

そして工場に行ったもう一つの目的が、当社工場視察受け入れの段取りのすり合わせ。

実は、日本国内では当社にしかない技術が存在する。
雪解け水がどうたらとすったもんだしているこの田舎の会社に(笑

こんな田舎の会社に、誰もが知っている大手メーカーの技術者さんたちが4名もいらっしゃるというのです。
こ、こんなところで・・・
と、ここに来たらきっとびっくりするでしょうね。

視察を受け入れる義理もないのだけど、きちっと頼まれると断れない弱い質だから(笑

それとは別件で先週末、
突然電話があり「家づくりの勉強させてもらいたい」それも「今日か明日に」との中部地方の住宅屋さんらしいけど依頼があった。だけど余りに突然過ぎて時間など取れるはずもなくスタッフに断りの電話を入れてもらった。そしたら、一般客を装い住宅展示場を見学していったらしいのですが、それなら一般客を装わず「展示場だけでも見学させてほしい」と言ってくれればそれでいいだけなのに・・・と思ってしまった。

日本で特許とか含めうちの会社にしかない技術って・・・
一体いくつあるんだべ?

・・・

自分でもよくわかってない?かな(笑

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