岩手の高断熱住宅が、この冬気付かせてくれたもの

この冬の岩手で高断熱住宅を体感させてもらえる機会を与えていただき更にデータも取らせて頂いていた盛岡市北松園の家ですが、昨日をもってそのお役目は終了となりました。長期にわたってのご協力に心より感謝!です。ありがとうございました!

床暖房循環温水温度設定 26℃ 

実際に生活をしていない無人での計測でした。ですが無人だからこそ一定の加熱での外気温の影響による室温変化、日射による室温上昇、蓄熱性などの効果データを得られたのです。このデータは今後私たちの家づくりをより良いものにするための貴重な情報になります。

私たちが住宅を計測するのは比較するためのベースとなるデータづくりです。
比較対象データがないと改善効果を計れませんので。

そして温湿度の計測だけに留まりません。

1・2階通し窓のある高断熱住宅のフレーミング:岩手県盛岡市

1・2階通し窓のある高断熱住宅のフレーミング:岩手県盛岡市

1階から2階まで一体で通した窓デザインを施工するのって実は施工上難易度は高いのです。
1・2階の通し窓を初めて施工した時は、パネルにはめず、一日フレーミングを終えてから改めて別日に取り付け日を設定しサッシを上下それぞれに分けてクレーンで吊り込んだものです。その作業も5,6名のスタッフは必要で時間もコストもかかっていたわけです。

その後工場で事前に壁パネルにサッシを据えることになったわけですが、通し窓が採用される都度手順や方法も工夫され、一日フレーミング時にも作業に負荷がかからないようにとスタッフ皆が考えてくれた結果がこのフレーミングに顕わていてその様子を観ていた私には感動ものだったのです。

次回はもっと良い方法が見つかっているかもしれません。

毎回は小さな小さな一歩でも、回数を重ね振り返ればいつの間にか前進しているってね、うれしいものですよね。

そして、ご家族でのチャレンジ♪

施主家族が漆喰でつくるレンガ模様

施主家族が漆喰でつくるレンガ模様

 ここはボクがやったんだよね。

と家づくりの思い出をずっと記憶してくれたとしたら、それが私たちとしては一番うれしいことかもしれません。

あとは1年2年と暮らしを重ねながら岩手の冬にもストレスがないことで生まれるこころの余裕で、
毎日の陽射しの何気ない変化を拾い上げてくれて、

ふと、

 一番いい選択をしたんだなあ、

なんて感じてもらえたら・・・なんて思い描いてしまいます。

それが私たちにとって大きな励みとなりその繰り返しが日々の原動力になっているんだなあって、改めて思いますね。

ご家族を迎えるまであともう少し。

最後の調整をしてお引渡しになるのだけど、
この時の気分て、嬉しさにほんの少し何か物寂しさも交じり複雑なんですよ。親バカですから(笑
不思議なことにこれは何年やっても変わらないものなんだなって思います。

以下に、
気付かせてくれたことなど貼っておきますので興味のあるかたはチェックしてみてください。

視界に余白を与える窓と陽射しがつくる居心地

視界に余白を与える窓と陽射しがつくる居心地

 

1・2階に一体で窓を通した住宅など海外の事例から

1・2階に一体で窓を通した住宅など海外の事例から

 

セラミックヒーター1台でどこまで暖まる?岩手の高断熱住宅

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高断熱住宅は岩手でどれだけの加湿量が必要か

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