住宅内での健康リスクがあるなら電磁波も避けたい

家の完成時に気密測定等はスタッフが行っていますが、私が個人的たまにチェックすることがあります。

高断熱住宅新築後の居住環境に影響があるかもしれないものたち

①温湿度計測３カ所＋外気温
②サーモカメラで観る住宅内外の温度状況
③室内空気の対流速度
④室内壁面の電位チェックによる室内空気電位
⑤空気質への影響のあるホルムアルデヒドとTVOC
⑥電磁波チェック

住宅の断熱性能と温度推移、各部位温度差

①と②は高断熱住宅のシュミレーションではなく、シュミレーション領域を超える部分実質的な性能値を少しでも上げることができたらいいので。
今一番知りたいのは高断熱住宅におけるヒートブリッジによる冬と夏に起こり得る結露リスクかな。

室内空気の対流速度

③は空気が冷やされればコールドドラフトと言われる対流が起こるし、対流速度は体感温度を左右する要因の一つでもあるので。それに省エネシュミレーションでは室内表面と空気間での熱移動である熱伝達率は定数だけれど、実生活では対流の強弱は一般には大きくないが高断熱になればなるほど実断熱性能への影響割合は大きくなる。

室内壁面の電位チェックによる室内空気電位

④のこれは室内空気を還元電位優位にすることで暮らす家族の体も還元化（弱アルカリ化）優位になるなら空気質で家族が健康である確率を上げられるのではないかとの考えからです。それと室内空気が還元化されると埃が舞いにくいという話もあり健康に寄与する可能性があるならそうありたいとの思いからですね。

ここまでは主に冬がメインの住宅完成時チェックです。

空気質への影響のあるホルムアルデヒドとTVOC

⑤のこれは、20年以上前シックハウス問題がクロースアップされた時に拘り測定したものの、ある時期ほぼ解決されたのではないかとの判断から離れていたものですが、3年ほど前にふとしたことから復活することになりました。一般的に気温が低く乾燥気味な冬は数値が低くなりますが、完成時に暖房することで漆喰などから水分が揮発するので湿度は高くなります。そして湿度が下がってきた50％位を見計らって計測してみます。そのタイミングを判断するためにも①の温湿度計測は欠かせないわけです（笑

住宅内外の電磁波チェック

⑥のこれもシックハウス問題がクローズアップされた頃からですが、空気質と同じく、ウィルコムから低電磁波携帯を謳ったCMが流れ始めたので、もしかしたらと殆どのメーカーをお忍びチェックしてみるとすべてのIHコンロの電磁波は低くなったことが確認できた。それならもう大丈夫なのだろうとの判断で離れたのですけど・・また何か引っかかるものが出てきてしまったからですね。

これが現在主に使っている電磁波計で３台目。

20年前のものは後からわかったことだけど、地場計の模様。
2台目は施主さんから心配だとの申し出があるとのことでスタッフに購入してもらったのだけど、これは運よくかどうかはわからないけれど、電場計だったようで。

というのも、1台目と2台目で反応が全く違うので疑問に思ったことから、調べた上で3台目となった次第です。

電気系には疎いものでおバカだったということですね（笑

最近、気付いたものを一つ。

これはこれまで全くノーマークだったもの。 pic.twitter.com/ozQG5Ce8nq

— oyakata (@ooyakata11) March 16, 2024

アラーム鳴るってるからきっと警戒領域なんでしょうけど、自分の身体的には何もありません。

でもここに、日常居たとしたら・・・と考えてもどうなるのかなんて誰もわからないことですが、避けられるものなら避けておきたいと私は考えるタイプです。経験的にも不健康になるのは日々の積み重ねだと思っていますので。

経験的にというのは、30年前と6年前、健康に関わる大きな問題が起こった原因として疑われるからですが、普段摂取するもの受けているもの、目に見えないから何も感じないから大丈夫とは思えないのです。

気にしたらキリがないこともわかっています。
ですが、知って対策ができるとしたらした方が良いとも思います。

で、長くなりそうなので、今日の本題に（笑

おもしろいアプリで遊んでみたので、その話を。

電磁波を視覚化するアプリをスマホにダウンロードして事務所の分電盤を視覚化してみました。
私も暇ですよね（笑

ブログ用です笑 pic.twitter.com/Vrcj1TKZu8

— oyakata (@ooyakata11) March 17, 2024

電磁波計よりこちらの方が楽しみながら環境チェックができそうなので紹介しようと思ったわけです。

ARsesorという無料アプリです。
地場以外に、携帯の電波強度、Bluetooth電波強度、Wifi電波強度、音量、気圧、まで視覚化してくれるスグレモノです。

対応できない機種等あるみたいですがダウンロードは以下で。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ken.arsensor

このアプリの開発者さん

河本の実験室さんのAR Sensor 説明ページ

いろんなものを開発なさっている方で他のアプリを見てみるのも楽しいですよ。

見えない住宅環境には興味ない方でも、もしかしたらおもしろいと思えるものが見つかるかもしれません。