岩手は寒冷地です。
最近は寒冷地向けの設備ってものが多くなりました。岩手なら寒冷地用をと、当然のようになるわけですが、寒冷地用となれば寒い冬に対応できる製品のこと。
これまで何の疑いも持たずにいたのが、数年前エアコンの吹き出し温度測定でデフロスト(霜取り)運転を確認してみた時から疑問に感じるようになりました。
下記投稿記事後半部分で霜取り運転をチェックした内容と温度推移を紹介しています。
ちなみに、この時チェックしたエアコンは20年近く前のものをそのまま使っていて、寒冷地用ではありません。
霜取り運転中は暖房運転が停止するとエアコン吹き出し口温度が下がるわけです。そこからどんな環境でどれだけの霜取り運転が行われるかを知りたかったわけだけど、結果を観てふと疑問が浮かびます。
寒冷地の岩手で霜取り運転のためにエアコンが暖房を一時停止したところで、何が問題なの?
室温が下がらずに再び暖房運転開始しまた一時停止を繰り返したところで何も問題ないべな。
断熱性能の低い家なら暖房運転停止したなら、室温がすぐさま低下して寒さを感じるかもしれないけど・・
これメーカーが断熱の良い家、悪い家、関係なく一様に寒冷地用としただけに過ぎないのでは?
丸一日マイナス15℃以下なんてないのだから。
そんなことから、ヒートポンプの特性というかクセみたいなものを知っておきたくなったのです。
岩手県盛岡市でのヒートポンプから繋がる熱交換器温度
オレンジの推移が熱交換器傍の温度推移になります。
水色の外気温推移と照らしながら観て頂ければと。
岩手に住んでいると、何でもかんでも寒冷地用だろ!みたいな先入観に囚われ過ぎているのかもしれません。
しっかりとした断熱性能のある家でも同じか?
本当のことを言えば、
但し、ある一定以上の断熱を有した住宅はその限りにあらず。
というような文言が省略されているのでは?とひねくれて観てしまう自分がいます。
この業界そういうことが多分にあるからです。
暖房能力の何畳用というのも然り。
小さなことで言えば、過去に取り上げたレンジフードの常時換気ボタンもそう。
それから、省エネだと謳い文句のハイブリッド熱源機も私たちの高断熱住宅レベルでは逆に浪費設備でしかなかったなんてことも。どの断熱性能レベルに焦点を当てているかで結果は全く違うものになるってことを幸か不幸か経験してしまいましたらね。
受け売りだけでは素直に乗れなくなってしまった自分。
だから自分で可能な限り知ってからでないとそう簡単にはお勧めできなくなってしまったわけですよ(笑
私たちが当たり前だとずっと思ってきた常識だってそう。
少なくともしっかりした高断熱住宅なら可能になる浴室換気不要な暮らし
今までなら非常識な暮らしかたが、住宅の高断熱化によって常識になる。
なんてことが、私たちが知らない気付けてないだけでまだまだ隠れてるかもしれません。
だから何でも先ずは試してみる価値はあるように思えてならないのです。
試して遊んで新たな暮らし方を発見できたら・・・
ストレスが一つ無くなり、さらに発見が楽しくてしょうがない毎日になるかもしれませんので(笑
?!?!と思うことが始まりですね~!
始まったら終わりもあると良いんですけどね(笑