漆喰仕上げでは多く採用されているベース色の白色。静電気で起こる汚れではないけれど、雨が当たる部分に黒ずみが見られる場合があります。観ていると、どうも立地や風向き等によって現れ方は違うようです。
今回外壁一面の依頼がありクリーニングしましたので今日はそのビフォー&アフターを紹介しようかと。
岩手県盛岡市で10年ちょっと経過した高断熱住宅の外壁クリーニング
1階の外壁は施主さんから、古びた感じにして欲しいとの要望の仕上げなので、主に2階と1階の外壁の白い部分の黒ずみのクリーニングです。
漆喰外壁のクリーニング前
妻側面の軒の影響を受けずに雨が当たりやすい部分に黒ずみがあるのがわかるでしょうか。これが雨に当たって濡れるともっと黒っぽくなるので雨の時の汚れが一番に気になるかもしれません。
漆喰外壁のクリーニング後
写真のように黒ずみは無くなりました。
実はこれ、黒い部分だけクリーニング作業を2度行っています。
以前、紹介したことがあるのですが、洗浄液を1回塗るだけでクリーニングできるのは浅い黒ずみの場合であってそれで汚れがとれない時は、塗るだけなく塗ってブラシをかける必要があるみたいなのです。
漆喰に関しては私の大師匠でもあるMさんに訊くと、
状況にもよるけどな。黒ずみが見えるようなら概ね築後7、8年位のところまでが洗浄液1回塗るだけで
済むようや。
けど、10年超えてくると2階塗らなあかんこともあるなあ。
8年位で一度やるのが一番簡単かもしれん。
原液の薄め具合にもよるしな。いろいろ調整しながらやってみるとわかってくるで。
との回答(笑
白は汚れが目立ちやすい、だから外壁の色は濃いものをと考えるのが一般的な思考だけど、
汚れが目立たないからいいのか?目立たないだけで汚れは濃くなっているってことだよね。
20年30年汚れが目立たないとして、気になるような状況になった時にはもう手の施しようがないってことがあるのだろうか。まあ、その時はヨーロッパのように塗り重ねるだけの話になるだろうけど。
ヨーロッパの人たちのように気軽に手をかけて行きやすい家をと考え自分たちでもメンテナンスできる仕上げ材にするのか、家を建てたらずっと手のかからない家を考えるのかの違いでしょうね。
家に手をかけ続けた先の経年美って・・
ここから20年後、30年後、
春めいたこの佇まいは、どのような変化を見せてくれるのでしょうね。
足場なしで外壁をきれいにするってどんな感じか知りたいと言う方は以下をチェックしてみてください。
今日の最後に、家とは関係ない内輪な話題を。
今朝、採れた立派なアスパラたち。
美味しいマヨ炒めになりました!
写真を撮る間も無く、ペロリと完食してしまい、載せる写真が無いと思っていましたが、親方が撮ってくれていました😆 https://t.co/0AVeok9bbj pic.twitter.com/WxzG2db7x2— 大共ホーム (@DaikyohomeIwate) May 3, 2024
3年目にしてやっと、あのスペインで食した憧れのホワイトアスパラサイズに。
食感も昨年とは比べ物になりません。
地面から生えてくるワラビもそうだけど、太さって重要なのかもしれないですね。
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