5月に開催した完成住宅見学会で、初めてチャレンジした北欧の家のように窓の奥行を利用するウィンドウガーデン。「無暖房の家」シリーズの壁厚から生まれる窓の奥行ならできるはずってことでプランター置いてみると、なんとジャストフィット!
その後、花の見映えなどチェックしながら水やりなどしているうちに、なんか知らないうちにもっと可能性を見出してみたくなってしまったのです。
そこで今日はそれらのまとめとして紹介したいと思います。
窓に奥行のある無暖房の家シリーズ:テラスドアのウィンドウガーデン
先ずは5月に見学会を開催した家の振り返りから。

平屋のテラスドア前に置いてみた彩ある花のあるプランター。何もないと無機質のものになってしまいがちな家も、このように窓に花を誂えるだけでパッと明るくなります。この窓の3m程前には、歩行者専用通路があり、水やりしているとそこを歩いてきた方から、
あらー、きれいだあ、窓に花を置けるって大した便利だごどお。
というように、必ずと言って声がかかります。
道行く人にとっては歩道脇の花壇に咲き誇る花のようなものなのでしょうね。
この家に住む家族と街の人たちの心が和み元気になるなら、いろいろ試してみてもいいかと思ったのです。
自分的には、「窓辺に花を!」プロジェクト始動ですね。
高断熱住宅PXシリーズの窓にプランターを添えられるか
当社の無暖房家シリーズは壁厚も、窓の奥行もある。だからこそ、その奥行のある窓下水切り材にプランターは載せられるだろうとは想像できても、無暖房の家シリーズより5.5mm程壁厚が小さくなるPXシリーズにプランターを置くのは難しいだろうと。勝手にイメージしていたのです。
自分のなかで、
試してみたわけじゃないよね、プランターがはみ出すならはみ出すでどれ程はみ出すのか、確認しておいてもいい、その状況によっては改善策も考えられるわけだから。
プランターを窓に、PXシリーズテラスドア編
てことで、見学会場にプランター持ち込んでみた結果が次の写真です。

全然、ムリなんてことはありません。きっちりサッシまでプランターを寄せ切ると写真のような状態までになります。

プランター横から見た状態です。窓下水切り台にぎり入ってますでしょ。
ここで気付いたのが、プランターの傾きです。無暖房の家シリーズに比べてPXシリーズは窓下水切りに奥行がない分、窓下水切りの勾配がきつくなるようになっています。正面から眺める分にはほとんど気にならないのだけど、脇から見ると結構気になります。
もし気にならないなら問題ないし、もし気になる方には勾配を修正するための樹脂などのパッキンをかませたらその問題は解消できる程度のこと。これは、現場で出る端材でも対応できそうです。
プランターを窓に、PXシリーズ高窓編
テラス窓への収めることは可能なら高窓でも可能だということになります。そこでプランターを高窓に移動してみます。


いいじゃないの!
? ?????
そっかあ、網戸が邪魔になるんだよ。
写真でわかるように網戸が付いています。当社のドイツサッシ場合、写真のような単窓の高窓は簡単に取り外せる固定タイプが標準なのです。テラスドアや高窓でも両開きタイプはスライド網戸なので問題にはなりません。しかし、取り外せるからと言って水やりするごとに網戸を外すかと言えば、そんな面倒なこと絶対にしないと思います。
解決策:
単窓の高窓であっても、もしプランターを置きたい窓があるなら網戸をスライドタイプへ変更
この流れの勢いで翌週見学会を開催する無暖房の家でも狙ってみることにしたのです。
2階高窓フォールディングに花を添えてみたら・・・
4連高窓フォールディングを全開にして状態で、

窓下に置かれたプランターと花の見え方はこんな感じです。
外から眺めている分にはそれほど気にならなかったのに、室内側からだとちょっと違和感が。
バルコニーの楽しみ方もできる4連高窓フォールディング

スタッフが映えないので花を室内側に向けますか?と聞いてきたけど、このままの方が現実的なのでそのまま写真を撮ったもので、このままだと花の背後を観るようなもので映えません。
プランター置いてない時のフォールディング開閉動画と比較してみてください。
バルコニー不要になるかもしれないトリプルガラス4連高窓フォールディングドレーキップ操作や網戸操作を。
お布団も余裕で干せるよね笑 pic.twitter.com/LwDw9ep8h3
— oyakata (@ooyakata11) June 5, 2025
それともう一つ。
ここをバルコニーのような気分で過ごす想定をして、テーブルとイスを置いて腰掛けてみるとわかります。視界が水平から下方向は見えないし、何より腰掛けてしまうと尚更視界が狭まる感じなのです。

それと5月開催の見学会場邸の視界のアングルも違うわけでその記憶からも違和感も感じてしまいます。
そこでこの解決策はあるのだろうか?てなことを数日考えておりました。
2階窓にプランターを置くための窓デザインがあるとしたら
最初に考えられるのは、窓高さhを高くして窓下をプランター分下げる。
この場合で問題になるのが、高窓フォールディングを開けると手すり高さが低くなってしまうこと。開けると危ない。なら外側に手すりに相当するものを取り付ければ・・と考えるも見え方の問題もある。
そこで考えてみたプランターを置く高窓フォールディングデザインが、

高窓フォールディング部のサイズは変えず、プランターを置く水切り台を下げる。FIX部分の高さにプランターを置けば、視界は狭まらず花を観るアングルも多少改善されるのではないかと。
あくまで2階高窓フォールディングに、花を添えたいとの要望があった場合の準備です(笑
可能性は広げるためにありますので、あくまでそのシュミレーションと言うことで。
実際は、忙しい毎日で水やりなんてできないかもしれません。
でも、今すぐできなくても、
暮らしを楽しむ、街が華やぐ、そんな可能性のある窓が傍にある
てことだけでも、未来は明るく感じられるかもかもしれませんので。
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