社員の力で超高断熱住宅の一日フレーミング完了!

sites/2/2025/10/842c75fbfa9de13deca9f37ca17501c9.jpgの画像

~岩手の気候に最適な高断熱・高耐震の家づくり~

今日は岩手県遠野市にて、当社の強みを一つ、社員スタッフによる一日フレーミングでした。

私が現場に着いたのは7時45分、いつもならフレーミング開始している時刻ですが、この時点ではまだフレーミング前の段取り中でした。現場養生シートを剥がし、工具や金物類を配置します。

sites/2/2025/10/34ed8f853c152b4b8f3b488549a725ae.jpgの画像
その後、写真のように内部用石膏ボードを1階分は1階床に直に置き、2階分は足場外に仮置きしておきます。そして壁パネルの収まったラックを下すと、いよいよフレーミング作業の開始です。

今日のフレーミングの家は、岩手県が実施する「いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金」の対象住宅。つまり、県からも認められた“省エネ性能の高い家”でありながら、耐震等級3を実現する長期優良住宅仕様の注文住宅です。

■ 一日でフレーミングを終える理由

「一日フレーミング」とは、朝からその日のうちの一日で建物の骨組み(構造躯体)を一気に立ち上げる当社独自の施工体制です。

その背景には、岩手の厳しい気候と品質へのこだわりがあります。

冬の寒さが厳しい岩手では、構造材が雪や湿気に晒されるのをできる限り避けたいわけです。構造材が濡れるとこの後の外張り断熱施工にも影響するので、耐久性や断熱性能に影響を与えるかもしれない状況は避けたいのです。


そこで大共ホームでは、社員による自社工場によるパネル化、そして天候に左右されにくい段取りと社員による直接施工によって、1日でフレームを組み上げ、翌日には屋根下地まで仕上げる体制を確立しています。

これは単なる“スピード”ではなく、“品質を守るためのスピード”になります。

■ 自社大工によるチーム施工の強み

今日も、熟練した社員のフレーミングスタッフはチーム一丸となって施工を進めました。

設計担当が事前に緻密な加工データを準備し、工場でのプレカット精度を確認。現場では現場監督を中心に、社員スタッフが連携して作業を進めます。

sites/2/2025/10/89160e5c4b9106d927a5752b7d68ba76.jpgの画像

壁パネルだけでなく、写真のTJIによる床パネルもすべて彼らが加工製作しています、

社員施工であることの最大の強みは、品質の均一化と責任の一貫性です。

協力業者に依存せず、全ての工程を自社スタッフが担うことで、断熱・気密・構造の細部に至るまで当社独自の施工を徹底できるのです。

■ 断熱・気密・耐震の三位一体

今回の住宅は、当社最高レベルの断熱等性能等級7相当を視野に設計されています。

これにより、UA値は約0.2W/㎡K以下という岩手トップクラスの断熱性能を実現しています。

加えて、構造計算による耐震等級3(最高等級)をクリア。

sites/2/2025/10/fe18805c9f9facb3c07a9ecfa2ed5373.jpgの画像

構造計算により、写真でもわかるように場所によっては柱間隔が狭くなっています。左側の外周部の壁のように柱が多い場合、充填断熱層のヒートブリッジとなり断熱性は低下します。ここで外張り断熱層をメインとする断熱層構成が活きてきます。


地震の多い日本において、エネルギー効率と耐震性を両立することは容易ではありませんが、

「暖かく、そして強い家」こそが、岩手で安心して長く暮らせる住まいの条件だと考えています。

■ 補助金対象住宅としての価値

この住宅は、「いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金」の対象に認定されています。

これは、岩手県が高断熱・高気密住宅の普及を目的に実施している制度です。

今年の断熱等級7の補助金枠は、5戸でした。おかげさまでそのうちの3戸を当社が住宅が対象となっています。昨日投稿したUA値0.15スペックを有していたのが功を奏しているのかもしれません。

当社では、もしご要望があれば補助金申請や各種認定取得のサポートもすべて社内で対応しており、

お客様は“家づくりに集中”していただける体制を整えています。

また、ZEH(ゼロエネルギー住宅)基準もクリアしており、太陽光発電システムとの組み合わせで、

実質的なエネルギー消費ゼロも可能です。

■ 現場の空気と社員の誇り

朝8時、壁パネルの一枚目が立ち上がる瞬間。

sites/2/2025/10/842c75fbfa9de13deca9f37ca17501c9.jpgの画像


そこには「今日中にこの家のカタチを完成させる!」という全員の緊張と集中があります。

午後になると、2階の屋根が組み上がり、夕方には家全体の姿が見えてくるのですから。

地域の方から「本当に一日でここまで仕上がるのか」と驚かれることもしばしばです。

息の合った連携が当社の品質を支えていて、大共ホームの家は、“誰が建てたか”が分かる家。

そして、“社員の顔が見える家づくり”を、これからも続けていきたいですね。

今日の一日フレーミングのまとめ

今回の現場は、

  • 岩手県の省エネ補助金対象住宅

  • 長期優良住宅・耐震等級3

  • UA値0.2W/㎡Kの超高断熱性能

  • 社員による一日フレーミング

という4つの柱がそろった、大共ホームらしい一邸です。

「岩手の冬を、もっと暖かく」


社員一人ひとりが手を動かし、想いを込めて家を建てています。

これからも、地域の気候と暮らしに寄り添う家づくりを続けていきたいものです。

最後に、おまけ?

現場できれいだったので撮った一枚。

sites/2/2025/10/d5efcae97fbfa2ad36ad0974c1974c84.jpgの画像

先日の一日フレーミングの現場からの一枚

sites/2/2025/10/142fc28fe7d248ae7c1ab5afee26f93e.jpgの画像