高断熱高機能な窓に、交換ではなく後付けできるドレーキップ窓スクリーン

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ドレーキップ窓スクリーン

六年前、我が家がサッシ交換する際、バルコニーにもサッシを取付け、一般的にはサンルーム、私的にはウィンターガーデンルームに使えるようにしました。その時ちょうど試作し始めたばかりのドレーキップ窓スクリーンを試験的にその窓に取り付けることにしました。

家人はドレーキップ窓スクリーンにはほとんど関心を示しません。
ところがです。今年の春になって、ドレーキップ窓用スクリーンをリビングに取り付けたいと言い出したのです。

その理由は、

 窓を開けたい春になり壁付けのスクリーンを下げたままだと通気がとれないこと。

 通気を採ろうとすれば、レースカーテンまで上げることになり外から見えるのが気になる。

結果、元バルコニーの窓に付けたスクリーンだと視界を調整でき、通気換気も取れると気づいたからのようなのです。

ドイツ樹脂ドレーキップ窓の性能をさらに引き出す自社製作スクリーン

寒い岩手の気候に最適な窓をということで、断熱性の高いドイツ製トリプルガラス樹脂窓を採用するに至っています。その断熱性能に加え、ドレーキップ窓選択の最たる動機が春秋の冷暖房しない季節に風雨の心配せずに換気ができる内倒し機能でした。

ところが採用してみると、これまで慣れ親しんだ通常のカーテンやスクリーン、ブラインドはすべて窓上部の壁に取り付けられるため、レースはじめカーテンを閉めた状態では内倒し換気の障害になることがわかったのです。ほんと浅はか、木を見て森を見ずとは私のことですよね。ヨーロッパには在るのだから、その部材を輸入して自社でつくるしかない!てことになったのが6年ほど前。

これは当社のモデルハウスです。ぜひ一度触れてみてください。

大共ホームでは、その断熱・遮音性能に加え、一年中を快適に過ごしてもらうため、自社製作のドレーキップ窓専用スクリーンを開発したのです。最初の試作から徐々にカラーも増え、遮光タイプ・半透明タイプも追加し、生活シーンに合わせ明かりや視線をコントロールできるよう選択肢も増やしながら現在に至っています。

新築時に限らない機能を加えるためのカーテンの選択

昔はカーテン生地が色あせしたとか傷んできたから、カーテンを交換するというのはよくありました。ところが現在ではトリプルガラスに2Low-Eガラスが一般化しています。Low-Eガラスの凄いのは紫外線を大幅にカットするため、カーテン生地は色あせず傷みもしません。だからでしょうが、飽きたということでの交換はあります。このようにカーテン類って、交換が前提だったと思います。

ですが、今回の我が家の場合、厚手とレースの二重カーテンに、プラスドレーキップ窓スクリーンを取り付けるのですから3重になります。

このような3重スクリーンの窓なんて、世の中にあるのでしょうか?
少なくとも私は見たことはありません。

動画を観てもわかる通り、3重になりました(笑

室内空間を狭めることなく付加できる3枚目のスクリーン

想像してみてください。壁付けのスクリーンで3枚目となれば、室内空間を圧迫してしまいより狭く感じる筈です。でも、このドレーキップ窓スクリーンはサッシとレースカーテンの間?というのは不正解で、トリプルガラス面に、樹脂サッシとの厚み差25mmにぴったり収まっています。3重にしても室内スペースを損なうことはありません。

既存の二重のカーテンを上げ、ドレーキップ窓スクリーンのみにしてみると・・・

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ドレーキップ窓スクリーン

レースカーテンが下りてる普段の日中により、部屋が広くなったように感じます。
そして、この半透明タイプは障子紙より明るいのが良いです。これでお天気の良いは青空だけが見える高さまでスクリーン上部を開け、通気を取りたければ遠慮なく内倒し換気することができます。

自社製作で手塩にかけ送り出すドレーキップ窓スクリーン

せっかくなので、遠方からドレーキップスクリーンを要望される方向けに、取り付け方法の解説動画をと思い、動画を撮ったものの、なんかいい!と感じたのでそんな場面も紹介。

裏方の工場で地味な作業で手造りしたドレーキップ窓スクリーン。
手塩にかけたそのスクリーンを既に暮らしている家に取り付けるって、どんな気持ちなのでしょうか?未入居の新築の家とは違う気持ちになるものでしょうか、

 先住スクリーンさん、新たなお仲間をよろしく!

なんて声掛けしてたら最高なのですが(笑

最後にまとめ

冒頭で、ドレーキップ窓スクリーンの要望動機は、

 ①春秋の中間期を快適に過ごすための内倒し換気を活かしたい

というものでした。

スクリーンを取付するのは、リビングだけ。と聴いていたはずなのに、いつの間にか寝室の窓も頼んでいたのだとか。

ここでなぜ寝室もなのか?と訊くと、

 ②夏に停電した時のことを考えると、夜の換気は必要になる

とのことなそうな。

家庭内力学には勝てるとは思いませんが、これらの動機には少なからず納得してしまいます。
私たちのようにドレーキップ窓は採用したものの、ドレーキップ窓用カーテンの必要性に後から気付くってことは確かにありますからね。なので、私が言えることなんて、あるはずもありません。。