放射冷却とガラスの霧氷、梁の下で起きていること
昨日1月30日の朝、窓は久しぶりに凍っていた

誰かがトリプルガラス外側に雪でも吹き付けたかのように
室内から観ると、顕微鏡で覗きこんでいるかのような気分になる
1月30日の朝8時すぎ。
トリプルガラスの外側には、はっきりと霧氷が張り付いていた。
室内は20℃前後。
外気は‐10℃近くまで下がっている。
よくある冬の光景、と言ってしまえばそれまでだが、
ガラスの外側にだけ、きれいに結晶が残っているのを見ると、
トリプルガラスは、明らかに違う振る舞いをしている
1月31日の今朝8時過ぎ。条件は、むしろ厳しい
放射冷却で冷やされた外壁面温度 ‐16.4°
外気温は前日と同等、
外壁表面温度は、むしろこの日の方が低い。
放射冷却としては、こちらの方が厳しい条件だ。
それなのに…
トリプルガラスの外側には、霧氷が出ていない。
外壁と外気温、その差は今日の方が大きい
断熱層の内外温度、外壁表面温度、外気温。
どのデータを見ても、
外壁表面温度は31日の方が低い
外気温との差も、31日の方が大きい
条件だけを並べれば、
31日の方が凍りやすい朝のはず。
それでも、
ガラスは凍らなかった。
結露したか・しないかでは説明がつかない
この違いを、
湿度が違ったから
たまたま風があったから
そう片付けるのは、簡単だ。
だが、室内環境はほぼ同じ。
暖房条件も同じ。
建物も、もちろん同じ。
それでも結果が違う。
この差は、
表面温度だけの話ではない
もう一つ気になる違いは、天井だ
室内で、もう一つ気になっていることがある。
室内の天井。
正確には、梁の下面。
天井にある梁の下面がなぜ赤く温度が高いのか
サーモで追うと、
梁の下面温度が、室温より高い。
数値にすると、
誤差と言われてもおかしくない程度。
けれど、
常に梁下は温度が高い。
この体感の違いのヒントが放射冷却にあるような気がする。
床暖房は、床だけを暖めていない
床暖房の熱は、
空気を強く動かさない。
ゆっくりと、
床から、壁へ、天井へ、人へ。
輻射で満たされていく。
その輻射を一番受けるのは、梁下だ。
梁の下面が室温を下回らず、むしろ高い。
これは、どういうことなのか。
ガラスが凍らなかった理由
31日の今朝。
窓の外が凍らなかった理由。
外壁は冷えている
外気は十分に低い
それでもガラスが凍らない
改めて、昨日と今日の温度湿度確認してみる
空気ではなく、
風でもなく、
音もなく。
ただ、面に伝わる温度。
この窓がつくるのは、
表面温度の安定
放射のバランス
凍る・凍らないの境界線
ここがそういう感覚に近い
微妙な領域だったりするのかもしれない。
凍らなかった朝が、問いを残した
30日は凍った。
31日は凍らなかった。
それは、湿度、外気の水分か
同じ家で、
同じ暖房で、
同じ窓で、
結果が変わる。
暖かさは、数字よりも先に振る舞いで現れるという
UA値でもなく、
Q値でもなく、
暖房能力でもない。
凍る・凍らなかったという事実と体感。
それらは、
あとから理由を探すための痕跡になる。
梁の下で起きていることは、まだ途中
床暖房の輻射が、
どこまで、どのように映されているのか。
この2日間では、答えはでない。
ただ、
考える材料だけが積み重なった。
窓外側が、凍る日と凍らない日がある家は、
たぶん、何かがうまく巡っている。
それが、
床暖房であり、梁に通じてると思う。










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