「室温21℃」でも寒い家、暖かい家。その差は“水瓶”が教えてくれた。

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室温21℃、22℃、23℃、という数字だけを見て、安心していなかっただろうか?

私にはそんな疑問が昨冬に芽生えてしまいました。その時は目に見えない輻射とか放射温度を拾えるのだろうか。まずは試してみるしかない!てことで百均で水温計と水を入れる瓶をそれぞれ二つ購入しスタートしたものの、傾向としては拾っているように見えるけど、よくわからない。それに、水温計では視覚的に判断しくかったのです。

そこで今冬は、いつも温度測定で使っているおんどとりを新たに購入してリベンジすることにしました。

私が感じているように、もしあなたが、

 同じ高性能な家で同じ温度なのに、暖かさの何かが違う

と感じたことがあるなら、その直感は正しいかもしれません。

岩手の厳しい冬を欧米のような快適な住環境をと、探求してきた私たち大共ホームが、今回、水を入れた瓶の温度から、私たち住宅業界がひた隠しにする?あるいは気づいていない?快適さの真実を拾えたかもしれないのですから。

温度差をシュミレーションする断熱性能(UA値)の数値競争に中心とした今の家づくりに、一石を投じる内容です。

1. 住宅業界の「ものさし」が間違っている?

今の家づくりでは、こぞって「UA値(断熱性能)」や「省エネ性能」が語られます。もちろん、私たもち重視していますし、それらは大切です。しかし、そこに落とし穴があったのかもしれません。

多くの会社は、「室温が20℃以上あれば快適だ」とか説明します。しかし、実際はどうでしょうか。エアコンで空気を25℃に温めても、壁が冷たければ、私たちの体からは熱がどんどん奪われていきます。

これを「冷輻射(れいふくしゃ)」と呼びます。

私は、
この「空気の温度」と「体が感じる暖かさ」のズレは何なのかを、証明できないか。

と考えました。

新たに温度計も届いたので、当社の住宅展示場を使って一つの実験を行いました。

2. 水入りの瓶が教えてくれた「目に見えない飛び交う熱」

用意したのは、水の入った瓶です。 一方はそのまま、もう一方は水に+黒色のスポンジが入っています。なぜ黒スポンジか? それは、黒色を含んだ水を人間の体に見立て、放射(遠赤外線)の熱吸収がどうなのかを確認するためです。

試してみると…

室温 21℃
キッチン上瓶内水温 20.6℃
床暖房上80cm水温 21.2℃

何でキッチン上は室温より低いの?てことで誤差確認すると 0.1℃なんだよなあ・・

これらを踏まえての、今朝の結果です。

【実験の条件】

場所:
 キッチンカウンターの上(窓から約1.7mほど)
②リビング床暖房上80㎝   

今朝8時過ぎの外気温: 0.1℃

この時の室温: 21.7℃

結果は…

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キッチン上にそのまま置いていた時の水瓶の温度は、室温より0.4℃低かったものが、アルミ箔を巻いた水瓶は、写真のようにテープは剥がれていたものの、今度は室温より0.1℃高いほぼ同じ温度の21.8℃で安定してたのです。

この差は何を意味するのか?
アルミを巻いていない際の水瓶は、窓からの冷たい放射に熱を奪われ、気温よりも冷たくなってしまっていたのです。つまり、

気温(室温)が21℃あっても、物体は放射でそれ以上に冷やされる

という現実が、そこにあったのです。

3. 風速0.00m/s。動かない空気と静寂がもたらす贅沢

もう一つ、私が大切にしているものがあります。それは「風」です。 一般的な暖房は、温風を吹き出すことで部屋の空気を温めます。しかし、風が体に当たると、皮膚から水分が蒸発し、体感温度を下げてしまいます。

住宅展示場の床暖房上で風速計で測ると、結果は「0.00m/s」。私が微動すれば動きますが、静止するとピクリとも動きません。 窓ガラス際ですら、0.03m/sという、ほぼ無風の状態です。

この「動かない空気と静けさ」こそが、岩手の冬には究極の贅沢と言えるのかもしれません。 気流がないからこそ、21℃というマイルドな室温設定でも、体の芯からポカポカとした暖かさを感じることができるのではないでしょうか。

4. 岩手の冬を制する「壁面23.6℃」の衝撃

さて、ここからが本題です。 今朝は極寒とは言えないけど、外気温が0.1℃。住宅展示場の「壁」はどうなっているか。 測定した結果、壁の表面温度はなんと、

 23.6℃

でした。

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「室温が21.7℃なのに、壁が23.6℃」 普通、家の中の壁は、外気に冷やされて室温よりも低くなるのが当たり前です。しかし、大共ホームの家ではその常識が逆転しています。

なぜ、こんな不思議なことが起きるのか。 それは、私たちが「低温水による床暖房」を24時間連続稼働させているからです。

床から発せられた遠赤外線は、空気を素通りして、壁や天井の梁を直接温めます。

床暖房上測定用の三脚と床面温度

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そして、この床面から放射される熱は、室内空気を擦りぬけます。

室温より高い天井梁下温度

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室温21.7℃なのに、床面から温められた梁(22.7℃)や壁(23.6℃)は、今度は自らが熱を発する「二次ヒーター」へと変わり、そこにいる人の肉体(体内まで)を温めるのです。

部屋中の壁や天井が、あなたを優しく包み込む「岩盤浴」のような状態と言えるかもしれません。 これが、私たちが追求し続けている「体感温度重視」の家づくりです。

5. 私たちが「低温水床暖房」を勧める理由

内外温度差で省エネを判断するのは、もうおしまいにしませんか?

あなた自身が受け取り、感じる、その温度が正しいのではないでしょうか。

私たちがお客様に連続暖房を、低温水床暖房をお勧めするのは、単に暖かいからではありません。それが、住まう人の健康を守り、結果として一生涯のコスト(省エネ)を最適化すると確信しているからです。

血管の健康を守る:
壁が温かい家では、血圧の急激な変化(ヒートショック)を防ぎ、血管の老化抑制も。

肌の潤いを守る:
風(対流)がないから、冬特有の肌の乾燥や喉の痛みからの解放。

本当の省エネ:
表面温度が高いから、設定温度をムダに上げる必要がない。

私たちはこれからも、スペックシート上のUA値だけを競うような家づくりは避けたい。 朝、布団から出るのが楽しみになる、裸足で床に振れたくなる、家中どこにいても、壁のぬくもりに包まれている。 そんな

数字には表れない、けれど肌で感じる暖かさを、岩手の地で探求し続けたい

もし、この水瓶の実験の続きを自分の肌で確かめたいと思われたなら、ぜひ私たちのモデルハウスへお越しください。 風速計が0.00m/sを指し、壁が室温より暖かい。その不思議で心地よい体験が、あなたを待っています。

住宅展示場よりさらに上の、
岩手県盛岡市で極低温で温まるをテーマにした床暖房体験会を、
2月21・22・23日3連休で開催いたします。

今しかない体感をぜひあなたのからだで体感してみてください。