整理しなければならないことが発生したので、その内容をぺっこ紹介します。
身体的に快適な温熱環境とは何ぞやってことで整理してみたもの。
快適さを左右する6要素は、
①代謝 ②着衣 ③空気温 ④輻射温 ⑤気流 ⑥湿度
このうちの④輻射温度というか、室内の天井・壁・床・窓面の平均温度から、人体への影響の違いをもたらす赤外線についてです。
皮膚は表皮と真皮があり、冷たさと温かさの感じるのは真皮の層にある。冷たさを感じる部位は浅く脳が認識するのは早い、温かさを感じる部位は深く、脳が認識するのは遅くなる。
(そっかあ、だから熱いと感じた時には既に手遅れでいつもヤケドしてしまうのかも、、)
紫外線は熱としては影響を与えない。
現在の窓ガラスなら・・・ ほとんど紫外線をカットするし、熱的には問題ないとして・・・
外気温35℃超えの屋外から、住宅内がこういう状態の部屋に帰ったとしたら・・・
26℃の室内空気に触れて、まずは
スズシイ!!と喜ぶよね。
それからしばらく時間が経過すると・・・
38℃を超える床面と窓面からの輻射熱で遅れて温覚が認識してじわじわと暑く感じるように・・
そんな構図になるのだろうか。
輻射熱がカラダに与える影響
遠赤外線の90%は皮膚にて吸収され熱に変わり、温覚を刺激する。
2μm以下の波長では、皮膚の反射率は高くなる、また透過率も高くなるが温覚帯より深いところで熱に変わるので温覚刺激効果は低くなる。
体が同じ温度を感じるのに、赤外線の波長によって放射温度が13~19℃くらい違う。中・遠赤外領域のほうが低温で温覚を刺激する効果は高くなる。
顔面は赤外線に対し敏感だが、大腿やふくらはぎは鈍い。
なので下半身の温覚を中・遠赤外線の放射量を多くして刺激すればバランスが良い。
(やはり床暖房からの輻射熱は理想なのかもしれない)
不均一な輻射温度と室内上下温度差は、温かい床・壁と冷たい天井の組み合わせに、人は不快感は感じない。
床上と頭の温度差は3℃以内に。住宅内の床面温度は、19~26℃に。
夏の室内輻射熱抑制は窓の日除けで
夏の住宅内の内壁面平均温度を30℃以下に。そのためには窓からの日射を遮ることが重要になる。
とすれば夏は・・・

窓面から日差しをできるだけ外側で遮り、
室内の床や壁面を照らさせず、窓面の温度35℃、理想を言えば30℃前後に抑えれたら、
内壁面の平均温度を楽々クリアできそうです。
とは言うものの、今日のような日なら・・・
私はやっぱり、なんと言っても湿気だべ。。
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