海外の家をこれまでずっと見てきて、
家がきれいに見えるのはなんでだべ?
と思い続け、やがて見つけた大きな要因の一つが窓でした。
外壁面からの窓の取付位置、窓の深さというか奥行ですね。
例えば、

フィンランドの家の窓も、

オーストリアの家の窓も、

ドイツの家の窓も、

フランスの家の窓も、

スペインの家の窓も、
外壁面よりかなり奥まっているでしょう。
日本の家は、ほとんどの家が窓は外壁より外側に出ているのにです。
情けないけど、私はそれまで日本の家の窓を見ても疑問さえ持たなかったですからね。
気付き始めると、
その違いを頭でなく感覚で捉えようと、
日本の窓も海外の窓もじぃっと見てしまうのが癖になりました(笑
家の外観を顔、窓を目だと思い見るようになってから、
私的にはわかりやすくなったでしょうか。
どんな目元だったら・・・
どんなアイラインにしたら・・・
さり気ないお洒落になるかなあってイメージしてみる。
すると、やはり窓には奥行があった方がいいよね、
ってことに行き着いたわけです。
そして、
さり気ないデザイン価値だけに留まらず、
窓の取付位置は窓の断熱性能にも大きな違いをもたらすことを知ることになり、
いつしか窓にハマり、窓フェチと言われるまでにーー;
人によっては、
窓は窓でしょ。
大して変わりないし、そんなとこまで気付く人はいないでしょ。
という方もいらっしゃいます。
それはそれでいいのだと思います。
ただ、気付いてしまった者としては、
気を付けないとわからないさり気なさだったりを大事にしたくなるし、
そのひと手間についこだわってしまったりするのかもしれません。
憧れて窓を輸入するようになり、28年。
当社が行き着いたのが、

最近、見学会などで見て頂いている窓スタイルです。
当社で輸入サッシを使った場合の窓の深さは、9㎝~14㎝。
今度の見学会の家(写真)の場合で14㎝。
その他、窓に深さを持たせることで、
陽射しのコントロールにも一役、窓の耐久性にも一役、
40年後位に訪れるだろう窓の交換時期にも一役と、
施工上は手間はかかるけどメリットは多いのです。
もし、今週末の見学会にお越しになられる方は、
そんなところも気を付けて見て頂けたらうれしいですね。
もし、あなたが見学会の家を見て周囲の家の窓との違いを感じたとしたら、
もうそれは窓フェチの仲間入りかもしれません^^
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