今日はトラック2台に荷を積み込み、県北まで。
待ち合わせした施主さんの案内で役場に立ち寄り、
そこから職員の方の先導で少し離れた廃校へと向かった。
山間にある廃校舎に到着。校庭に入り校舎脇にトラックをつけた。
荷降ろし&搬入は、職員の方4人の手伝いもあり、難なく終えることができた。
荷を届けることができたのは廃校舎の存在のおかげだ。

職員の方に尋ねると、
この校舎、廃校になって既に40年にもなるのだとか。
確かに校舎自体は傷んではいる。
でも、校庭は今でも子どもたちが駆け回っても良さげ。
教室内の、黒板に書かれたまま残るチョークの文字、
ついこの間まで授業が行われたいたかのような気配だった
考えてみたら、この校舎の最後の卒業生は私より年上になる。
40年前までの間に、ここから何人の人が巣立っていったのだろうか。
そして今、その人たちは被災を受けた故郷に、、
どんなに心を痛めているのだろう、ついそんなことを考えてしまった。
私の田舎には、もう私が育ててもらった校舎はない。
もし、このような形ででも残ってくれていたら、必ず訪れると思う。
そしてみんなで集まり、先生にまた教壇に立ってもらう。
立てた本の陰で居眠りもしたい。
チョークも投げてもらいたい。
げんこつでゴツンとしてもらいたい。
思いっきり叱られもしたい。
廊下に立たせてもらいたい。
もし、そんな授業の再開があったら・・・
ぜひ、もう一度受けたい。
いくつになっても、今だから受けたい、
そんな授業ってあるのかもしれませんね。
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