テーブルに置かれたまま、捨てるに捨てられないでいるもの。

白い粉・・ 上物・・ 末端価格・・・
いやいや違いますから。
これは化学反応後の消石灰です^^
実は先日、スタッフたちに漆喰への理解を少しでもと思いぺっこ実験をしたわけ。
出張先からわざわざスーツケースに何㌔も忍ばせて持ち帰った石灰石だというのに。
(結構重くってしんどかった、、)
石灰岩の原石とそれを15日間も焼着続けたという生石灰石。
生石灰に水を入れたときの反応を見て欲しいと思った。
なのに、
みんなの反応は・・・
何の実験ですか?
え~っ、今更実験て、、、ほんとすか、参ったなあ。
あっ、
おーいみんなあ、お昼の弁当来たってよお♪
みんなぁ、メシだメシだああ!
てなことで反応する前に、皆居なくなってしまった;;
私のロマンが、よもや弁当に負けるなんて、、、
まるでどこぞのやんちゃな小学生(スタッフ)たちと、
田舎に赴任した実直な先生(私)との理科室物語みたいだ。。
でもまあ、先生も反省しました。
お昼直前に実験しようとしたのが間違いだったと。
ここからは出張先での画像だけど・・・
炭酸カルシウムの原石を焼いて出来た酸化カルシウム(CaO)が生石灰。

その生石灰の石ころたちと水を合せると・・・
(この状態で弁当に負けた)

数分経つと湯気が出始め上の石のように砕け始め、

遂には水は沸騰し、石はどんどん粉々になって、
消石灰(水酸化カルシウム Ca(OH)2)に変化・・・
と、これを見せたかったわけですよ;;
炭酸カルシウムの原石、焼いてできる酸化カルシウムの生石灰、
見た目は変わらないが、同サイズの石を両手に持つと違いがわかる。
生石灰は軽い。1/3ほど軽くなるなだそうな。
そして冒頭の消石灰に大理石の骨材が加わり塗り壁材料となる。
壁として仕上げ後何十年とCO2と反応しながら硬化し原石に戻っていく・・・
という何ともロマンあるエコな材料が、現在当社が採用する漆喰というわけです。
以上、
見えないものが見たい親方の、、
独りあがきでした^^;
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