最近建築させていただいたいくつかの住宅で、
通し窓のコンビネーションを採りこんでみている。
遡ると、北欧やドイツなどではよく見かける
住宅内部の視線を抜けるようにすることで
住宅を広く感じさせる手法として学んだものの一つだ。

階段は1,2階をまたぐ絶好の場所かも。
だから通し窓が活きるというもの。

写真のように、
コンビネーション中間にパネルをはめるスタイル、
これも日本にはないスタイルだろうと思う。

階段をまたぐと視線は自然と外へと延びる。
ストリップ階段それ自体も視界が広がるし、
暗くなりがちな階段周辺を明るくすることもできる。
これらの発想をヒントにした住宅の一つが、

こうすると南面でも、いや南面の階段だからこそ通し窓が活きる。
日本では窓メーカーが売っている窓を買うっていう感覚だから、
そこで限定された窓を使うしかない。
それが欧米だとこの家にはこういう窓が欲しいから、使いたいから、
だからそのカタチを注文するのは当たり前。
窓をデザインすることで、
家のカタチや明かり、エネルギーまでもデザインできるってことを
日本の人たちにもっと知ってもらいたいですね。
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