岩手の高断熱住宅のための次なるヒートブリッジ対策

見てるだけじゃだめだべ!しっかり観ないと。

気づけるわけないじゃない!?

と、自分に言い聞かせてるつもりなんだけど・・バカだわお前って(笑

なんで? 

こんなことに気付けなかったわけ? 結局、ちゃんと観てなかったんだよなあ。

てな風につぶやくのは、決まってヒントを見つけた時の口癖かもしれない。

岩手の高断熱住宅のための性能優先順位

ここ10年前後で、高断熱住宅をつくるための優先順位が私のなかで変わってしまった。
巷でいう恋気密・高断熱住宅を実現するために、
 
これまでの高気密高断熱住宅の優先順位は、

①に高気密 ②に高断熱サッシ ③に断熱 の順だった。

この三つの項目の性能値を外張り断熱をメインに徐々に上げて行くと・・・断熱性能は当然に上がる。でもそこには全くもって取り残されたままの断熱性能値ψ値(線状熱損失)なるものの存在があることに気付いた。

半外付けサッシと窓のヒートブリッジ
窓をサーモカメラで観ると、青く冷やされている縦3本のヒートブリッジが確認できる。
左側から①ガラススペーサー②サッシ枠とサッシ建具のかみ合わせ、この二つのヒートブリッジはサッシの断熱性能に含まれる。しかし、一番右側のヒートブリッジはサッシの性能外でサッシ取付後にできる窓のヒートブリッジ

だから、

サッシの断熱性能=窓の断熱性能にはならない。

サッシの断熱性能は、Uw。 サッシ取付後の窓の断熱性能は、Uwinstaiiedで表す。

窓のヒートブリッジ対策までの経緯は以下を確認。

 岩手の高断熱住宅に欠かせない、窓のヒートブリッジ対策

今の私なら、サッシの断熱性能Uw値より、サッシ取付後の窓の断熱性能Uwinstalledを重視できるようになったし、気密性能C値=1.0以下を目指すならその前に窓周囲のヒートブリッジ対策を優先する。

つまり、ある程度以上の高断熱性能住宅。例えば岩手でHEAT20基準でG2レベルやG3レベルで、

気密性能C値=1.0を境目にそれ以下の領域ならば、優先度は変わってくるということ。

 ①に窓のヒートブリッジ対策レベル 

 ②高気密性能レベル 

 ③高断熱サッシ性能 

 ④断熱と施工方法

という優先具合になるかと。

それでもまだ強化したい領域がある。

ドイツの高断熱サッシと窓のヒートブリッジ 上部
窓上部のサーモ画像を見ていただいて、その後に、

ドイツサッシと窓のヒートブリッジ 下部
サッシより下、構造躯体で窓の下枠部(青味がかった緑の部分)、ここをどうにかしたいけど・・
と気になりながらも自分で納得できる合理的な対策は思いつかなかった。

けど、閃いた。(笑

なんで?こんなことに気付かなかったんだべ? オレって、、バカだよなあ。

気付けば簡単なこと。ほんと気づけて良かった。
気付かなければ・・・永遠に不毛な日々を送ってたかもしれない(笑

地方の弱小工務店にとって、開発はそう簡単なことではない。効果測定も大それた試験機を導入するわけにも行かないので、開発しようとなれば自分たちの知恵と工夫でやるしかないわけで。

サッシの性能試験機
小さなアイデアやヒントを積み重ねるごとに都度費用のかかる大それた試験なんてできるはずもない。

先日も思いつきでオリジナルな性能試験の2回目を実施した。
再現性があるかの確認だったけど、再現できずに見事失敗。。
1勝9敗はいつものこと。打率1割?てか・・

・・・・

打率で考えたらそんなに成績悪くないように感じるから不思議だ。

これからは前向きに、打率で考えることにしよ。

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