やらねば、やらねばと思いながら、心のなかにずっと引っかかっていたプチ野良仕事、今日やっとこ終了。
奥歯に挟まってた筋がやっと外れたような・・今日の気分です(笑
そして今日は現場の下見を。

これまではサッシの取り付け位置や取り付け方法、ヒートブリッジ対策した場合との違いなど、それぞれの熱損失量を想定するための測定だったものを、今冬はサッシ枠のみの性能がどうなるか。サッシ枠性能Uf値は対策施工によってどう変わるのか。を確認したいと思っていました。
先日ふと思いついた、
窓枠の性能確認ならこれまでずっとやってきた建具付きの窓ではなく、FIX窓なら容易に計測できるのではないか。そして、あの住宅のあの窓なら♪と閃いたのがこちらの住宅の窓です。
縦4連窓の上から三つ目がFIX窓なので・・・ ここなら打ってつけだべ!となったわけ。
メインターゲットはFIX部両サイド白矢印の部分。そして黄色矢印の連窓連結部分もまだデータがないのでついでに測っておこうかなと。
これまでのように窓周囲にあるヒートブリッジの熱損失量を測っていると、限りなく損失ゼロになることはあったとしても損失量はマイナスにはならない。つまりサッシ枠の断熱性能にプラスなのかどうかがわからないまま。なのでそこを確認したかったのです。
ドイツのサイトで出てきたグラフを見たら対策施工によっては逆にサッシ性能を押し上げる場面もあったので。けどまあ、そこまでは無理だったとしても、シュミレーションに加味できるデータが取れたらこの冬は御の字のつもり。
先日動画だけポンと上げて何の説明もせずでしたので、
なぜ、窓周囲のヒートブリッジにそんなに拘るのか?
についてスクショでぺっこ説明しますね。
初期のヒートブリッジ対策(断熱改修だったので不完全)した住宅展示場の場合で、
<窓周囲の温度A1> 通常施工タイプ。

私がよくチェックする温度はサッシ枠内側箇所(赤丸)温度です。
<窓周囲の温度A1> ヒートブリッジ対策施工

比較して観ると、内外温度差6℃弱しかないのに、2℃程の温度差が生まれています。
この差が窓のヒートブリッジに配慮しない場合と配慮した場合の温度差、これが窓の実性能差になってしまうわけです。
但し、これら表示温度はあくまでこの時の瞬間値であり、大なり小なり常に変動しています。気になる点を見つけたら温度推移グラフを確認していますね。
(世の中誰も気にしてないことを)
なぜここまで拘るの?て、ご同業さんからよく言われます(笑
ドイツではヒートブリッジ対策は太陽光発電に匹敵すると言われる位数値化されているのに、日本では・・・参考にできるものがないに等しい。いざ測ってみたらトリプルガラスもペアガラス並みにしてしまうほどの影響が見えてきたり・・・となればそりゃあこだわるでしょ。
と答えるも、柳のようにかわされるのはいつものことですけどね。
コメントを残す