石膏ボードは耐火以外にも吸放湿性能も高い?

先週に、
窓のヒートブリッジ対策比較ボックスの結露している窓枠2面に石膏ボードを貼ってみたことを先日お伝えしました。

その後、どうなったか。

今日時点の状況報告を。
特に断熱的な意味合いは特になく、単なる興味に対する遊びです(笑

先ず、石膏ボードを貼る前の状況写真を。

ボード貼る前の窓周囲の結露状況
サッシ以外の木枠部にこのように結露していますよね。

この状態に石膏ボードを貼ったらこの結露はどのように顕れるのか・・

ということを確認したかっただけなんですけどね。

どうなると思いますか?
大方の予想は石膏ボードにも結露するし、結露水も吸い込んで滲むだろう、でした。

翌朝、変化は特になし。

そして、5日経った今日昼には・・ やはり見かけ上変化なしだったのです。

窓周囲結露面にボード貼り5日後
貼った石膏ボードとサッシ枠の間の黒い木の額縁は結露で濡れているのに、そこから結露水を吸い込んで滲んでいる様子もありませんよね。

以前なら石膏ボードの吸放湿性能について考えたことなんてなかったのに、ある体験から
石膏ボードの湿気に対する機能って私たちは考えもしないだけで、もしかしたら予想以上のスグレモノなのかもしれない、と思うようになったのです。

その後その確認をしたわけでもなく何かスッキリしないままに月日だけは過ぎてしまっていましたからね。もしかしたらここを石膏ボードで押さえ込んでみたら・・その確認ができるかもしれないと思ったわけですよ。

 吸湿 ⇒ 透湿 ⇒ 放湿

多少の断熱プラスはあったとしても、放湿能力が高いゆえにボード表面が濡れていないのではないかと。

その仕組みはよくわからないですけどね。
結果、5日経過時点ではボード表面は濡れていないことだけは確かめられたかと。

窓周囲のヒートブリッジ熱画像

室温は、21.6℃。
ボックス内サッシ周囲最低温度 -1.6℃。

以上、親方の暇つぶし実験でした!(笑

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