先日の月曜岩手日報朝刊。

確認はしてなかったけど、やはりかあ!て感じで、その日の朝は、
私にとっての初霜を確認。

そうなると、何℃まで冷えたら初霜になるんだ?
てことで岩手県滝沢市にある当社住宅展示場の温度チェックをしたくなる(笑

すると、最低気温0.4℃。
で放射冷却に因るのは明らかなので、念のため湿度もチェック。
すると、最低気温時の相対湿度57%。
このことから放射冷却により地表面は‐5℃前後まで冷やされていた可能性がありそう。
電池切れだわ! えっ、こっちも、どっちも電池切れだよ。計13個もこの電池交換でまた5000円以上が吹っ飛ぶことに(笑
そんな流れから、展示場で陽射しチェックとかして遊んでいると、何気に異常に高い温度が視界に。
そこで念のため近づいてチェックしたのがサッシ枠ガラススペーサー部。

トリプルガラスのスペーサー部って、私のなかでは線状ヒートブリッジなので、線状ヒートブリッジ=冷える部分としての認識だったのに・・

42℃ですよ。
こんなにも高温になってたわけ?
まったくノーマークだったなあと反省。
陽射しがあると、40℃越え。
陽射しのないこの日の早朝なら・・放射冷却の合わせ氷点下になった可能性もあるわけで。
0℃ ⇔ 40℃ 一日の中でこの繰り返すとしたら・・ そのリスクはどうなんだべ?
と急に心配になって調べてしまった。
(もしかしたら温度差50℃換算しておいた方が良いかもしれないけど・・)
この温度差での樹脂スペーサーの長さ変化は、3mm~3.5mm(1m当り)
対し、ガラスの長さ変化は、0.4mm
樹脂の長さ変化はガラスの10倍弱になる。
スペーサーの夏35℃時の予想温度は65℃から70℃なので、温度差的には変わらないと観て良いようだ。
ガラススペーサーの長期的劣化リスクと言えば、
ガス層の夏の膨張と冬の収縮のガラスからスペーサーに与えるリスク
という認識はあったけど、樹脂スペーサー自体の温度による収縮は正直まったく頭になかった。
今回チェックしたのは下部スペーサーなので、ガラスワイドで一番大きくても1.2mほど。これが高さとなれば・・2m程にはなる。縦の太陽入射角は違うとは言え、もし温度差が同じで2mとなれば 3mm⇒6mm の変化になるわけだから・・
この変化に追従できるシール材なのだろうか?
一般的な樹脂スペーサーの耐用年数は15~20年
これだって樹脂スペーサーにも品質がいろいろあるようなので曖昧なものかもしれない。
ではガラスと樹脂スペーサーの間に使われるシール材の耐久性はどうなのかと心配になるわけ。
一般的なガラススペーサーシール材の耐用年数は15~20年
これまた樹脂スペーサーと耐用年数を揃えているってこと?
ちなみに、伸び率20%
だとすれば、温度差に因る樹脂スペーサーの収縮に追い付けるということかとか。
樹脂スペーサーとシール材、どちらが本来持つべき機能を損失したとして、ガス漏れによる性能低下は起こる。
とすれば、耐用年数15年位を目途に準備していた方が良いということになる。
となれば、準備期間はあと5年。
そこまで長いのか短いのかよくわからないけれど、そういうことになる。
5年はすぐきます!
ほんとですね(笑